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鹿児島県和泊町で群島PTA連協研修 何ができるか考察 事例発表や講演 性教育の大切さ訴えも
政治 奄美新聞 👁 11

鹿児島県和泊町で群島PTA連協研修 何ができるか考察 事例発表や講演 性教育の大切さ訴えも

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 【鹿児島県・沖永良部】2026年度奄美群島PTA連絡協議会研修会(同連絡協主催)が16日、和泊町あかね文化ホールであった。群島内のPTA会員ら90人が参加。事例発表や講演を通して、保護者が子どもたちのために何ができるかを考えた。

 PTA活動の充実や家庭の教育力向上を目的に開催。同連絡協の仁科誠会長は「各学校や地域の取り組みを聞きながら、今後の活動に生かしてほしい」とあいさつし、功労者2人を表彰した。

 研究協議では「家庭・学校・地域の絆や連携を生かした取り組みについて~地域と共にあるPTA活動を目指して~」をテーマに和泊町立4小学校(代表、内城小)、奄美市立芦花部小中学校、沖永良部高校の各PTAの代表者が事例発表を行った。

 伝統芸能の継承や追い込み漁など各学校の特色ある活動を紹介。成果として「学校任せではなく保護者が主体的に取り組み、学校と良好な協力体制のもと円滑に活動できた」(和泊町)、課題として「活動が活発になると、特定の役員に負担が集中してしまう。無理なく参加できるPTAを目指したい」(芦花部小中)などと述べ、地域との関係について「高校を核に沖永良部島の発展を作るのか、島を核に高校の発展につなげていくのかはイコールだ」(沖高)とした。

 意見交換で大島教育事務所社会教育主事兼専門員は「義務を減らして楽しみを増やすことで持続可能なPTA活動になっていくのではないか」とアドバイスした。

 最後に、みんなの診療所(奄美大島)の小徳羅漢氏が「家庭から始める島を幸せにする性教育」と題し講演。子どもたちに性の知識を伝える「奄美群島包括的性教育プロジェクト」の取り組みを紹介し、避妊具の使用方法や性感染症の怖さを説明。さらに、わいせつ行為などを目的にSNSを通して未成年者に近づき手なずける犯罪行為「グルーミング」に注意を呼び掛けたほか、LGBTQの子どもたちが直面する困難について理解を求めた。パートナーとの関係性や性的同意の基準をグラデーションで表現する「デートDVチェッカー」の使い方も説明した小徳氏は「性教育によって、子どもたちが自分の力で自分らしく生きる力を育む島にしていきたい。子どもを守ることは島を守ることになる」と訴えた。

 被表彰者は次の通り。(敬称略)

 個人の部▽正寿江利(奄美高校PTA)、下田浩治(知名町立下平川小PTA)