校内パネルで伝える飼育の記録…奄美の大和小学校、クロウサギ保護で文科大臣賞――「道路への飛び出し防ぐネット、進んでほしい」児童の願い
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鹿児島県大和村の大和小学校が、2026年度の野生生物保護功労者表彰(環境省など主催)で文部科学大臣賞を受けた。国指定特別天然記念物アマミノクロウサギの飼育記録の発信や、地域と連携した自然保全が評価された。児童は「ごみ拾いや交通事故対策に取り組み、奄美の生き物を守りたい」と受賞を喜んでいる。前身の大和小中学校は1963年から27年間、文化庁の許可を受けてクロウサギを飼育。小学校では歴史を発信しようと、3年前に校内に特設コーナーを設け、飼育の記録や様子を紹介するパネルを掲示する。
隣接する環境省奄美野生生物保護センターや「アマミノクロウサギミュージアムQuruGuru(くるぐる)」の職員を講師に招き、増加する希少種の交通事故や外来種問題への学びも深めている。海岸清掃、外来植物の駆除にも取り組んだ。
「道路への飛び出しを防ぐネット設置が進んで、動物が守られるようになるといい」と5年豊田英峻さん。同じく5年の重信承太郎さんは「ウミガメが間違ってごみを食べてしまわないよう、ごみ拾いを続けたい」と力を込めた。
表彰は10日、東京都で開かれた「全国野鳥保護のつどい」であった。