海に浮かぶ“新道”500メートル―鹿児島港臨港道路「鴨池中央港区線」 2030年度完成へ橋桁架設
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国が鹿児島市に整備する鹿児島港臨港道路「鴨池中央港区線」の橋桁架設工事が進んでいる。22日現在、海の中に計11基設置する予定の橋脚は7基が完成し、6本の橋桁(計約500メートル)でつながった。2030年度完成予定。陸とは結ばれておらず、車の走らない海上の“新道”となっている。鴨池中央港区線は、鴨池港(鴨池新町)と金属団地(宇宿2丁目)を結ぶ。国土交通省鹿児島港湾・空港整備事務所によると、橋桁は1本当たり長さ約80メートル、幅約8メートル、重さ約530トン。昨年7、8月に6本を架設した。その後、コンクリートを打つなどの整備が進む。
残り4基の橋脚は鴨池側の2基が9月に、宇宿側の2基は27年9月に完成する予定。終了後に橋桁を架け、陸地とつなげる計画だ。現在はほかに、鴨池緑地公園横の鹿児島湾を埋め立て、道路の新設工事も進める。
鴨池中央港区線は延長約2.4キロ。そのうち海上の約1.1キロを橋で結ぶ。物流の円滑化や渋滞緩和を目的として、2017年度に事業化し、30年度の完成予定。総事業費は約370億円。
道路が完成すれば、鹿児島港谷山港区から新港区までの所要時間が約25分となり、今より15分短縮される見込み。同事務所は「30年度の完成に向けて、着実に整備を進めたい」と話した。