鹿児島県 伊仙町で大島地区商工会青年部主張大会 若き経営者地域の未来語る 高岡秀行さん(徳之島町)が最優秀賞
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【徳之島】第24回大島地区商工会青年部「若い経営者の主張大会」(大島地区商工会青年部連絡協議会など主催)が6日、伊仙町のほーらい館で開かれた。大島地区6町の商工会青年部代表が、地域振興や自社経営の発展にかける熱い思いを発表し、徳之島町代表の高岡秀行さん(30)が最優秀賞に選ばれた。高岡さんは27日に開催される県大会(大島地区会場)へ出場する。当初は県商工会連合会主催の奄美大島地区商工会中小企業大学講座との併催が予定されていたが、新たな台風発生も懸念された悪天候のため大学講座は中止、青年部主張大会のみの単独開催の決行となった。
大島地区商工会青年部連絡協の川畑宏一会長は、人口減少が進む地域社会への危機感を示し、「我々が80代になった時、この経済社会や地域が存続しているか。流れに任せていては悲しい現実が待っている」と指摘。その上で、「青年部はイベントの枠を超え、ネットワークを駆使して地域のサービス事業を守る形へシフトしていくべきだ」とも訴えた。
約80人の関係者が熱視線を注ぐ中、和泊町商工会青年部代表の秋田茂穂さん(38)をトップバッターに主張がスタート。10分間ずつの持ち時間でそれぞれ地域経済の活性化への決意や家業の改革、青年部活動の意義などについて熱弁を振るった。審査は幸田順一郎伊仙町教育長ら4人が担当し、内容や構成、表現力などを総合的に評価した。
最優秀賞に輝いた高岡さんは、「判断を変えた出会い~青年部が教えてくれた決断の軸~」と題して発表。黒糖焼酎製造の家業に携わる中、青年部主催のSNS勉強会の講師役を通じ「一人で抱え込まず適材適所で任せること」「受けるだけでなく与えることの価値」を学んだ経験を紹介。その学びを経営判断に生かし、伝統銘柄のリニューアルによる売上増加につなげた取り組みを力強く語り、会場から高い評価の拍手を浴びた。
大会は、台風6号に続く熱帯低気圧の影響や空海便欠航など離島特有の困難に見舞われながらも、青年部員同士の連携と地元伊仙町商工会(佐倉功一会長)の協力によって実現した。地域の未来を担う若手経営者たちの発表は、大島地区の商工業と奄美群島の将来への希望を感じさせるものとなった。
最優秀を除く表彰は次の通り。(敬称略)
▽優秀賞 秋田茂穂(和泊町)、碇山廉(龍郷町)、城朋仁(天城町)、宇山一麻(知名町)、松永俊也(伊仙町)