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製造・観光業は盛んなのに医療・福祉・建設は人手不足――霧島市の協議会、専任3人が企業訪ね、聞き取り重ね283人雇用創出
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製造・観光業は盛んなのに医療・福祉・建設は人手不足――霧島市の協議会、専任3人が企業訪ね、聞き取り重ね283人雇用創出

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 鹿児島県霧島市の官民6団体でつくる「霧島市地域雇用創造協議会」の取り組みが実を結んでいる。今年6月時点で283人の雇用が生まれており、2027年3月までに145人としていた当初目標の約2倍に上る。細やかな採用ニーズ把握と地道な周知活動が奏功した。

 協議会は過疎地域で雇用の活性化を後押しする国の事業に採択され、24年10月に発足した。県内では薩摩川内、阿久根など4市町と奄美地域の5市町村がそれぞれ広域で設立。霧島は市と霧島商工会議所のほか姶良・伊佐地域振興局、JAあいらなどで構成する。

 霧島市は製造、観光業が盛んな一方、県外や他業種への人材流出が課題。医療・福祉、建設分野では慢性的な人手不足が続いている。

 協議会では専任の事業推進員3人が企業を直接訪ねてニーズの聞き取りを重ね、雇用のミスマッチを防ぐ仕組みを整えた。求職者向けにはキャリアデザインのセミナーや合同説明会を年4回開催。またハローワーク国分で毎朝、セミナーの案内チラシを配るなど周知活動を展開した。

 セミナー参加者の就労状況を追って調べたところ、初年度は83人が市内企業に就職していた。25年10月末には当初の目標を突破し、25年度は200人に上った。若年層の地元就職にも力を入れ、市内の高校には151社の情報を載せたガイドブックを配ってきた。

 本年度も200人規模の雇用創出が目標。市内にある日本語学校を来春卒業する外国人へ向けた就労支援を強化している。事業推進員の原聡士さん(69)は「数字の達成以上に、企業と求職者が直接対話できる基盤を築けたことが大きい。地域の雇用環境改善に引き続き力を尽くしたい」と語った。