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下校中に転んで、泣いていた私を助けてくれた恩人 名も知らぬまま別れたけど、お礼が言いたい…霧島市広報誌の投書欄きっかけに再会
自然・火山 南日本新聞 👁 1

下校中に転んで、泣いていた私を助けてくれた恩人 名も知らぬまま別れたけど、お礼が言いたい…霧島市広報誌の投書欄きっかけに再会

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 下校中にけがをした時に助けてくれた女性を捜していた鹿児島県霧島市の小学生が、2年ぶりに恩人との再会を果たした。市広報誌の投書欄が縁となり、発行する秘書広報課が市役所で引き合わせた。2人は「やっと会えた」「大きくなったね」と喜び合っていた。

 国分小学校5年の高橋果歩さんは2024年6月ごろ、学校の帰り道に持っていた傘で足を引っかけ転んでしまった。膝から血を流し泣いていたところ、信号待ちで隣に並んだ女性に声をかけられた。ハンカチで血を拭い、家の近くまで付き添ってくれたという。

 互いに名前も明かさないまま別れたが、高橋さんは「次会えたら渡そう」と小遣いでハンカチを買い、ランドセルに入れて持ち歩いた。なかなか会えず、気をもむ娘を見かねた母の智子さん(44)は翌年、市広報誌の「読者のお便り」コーナーに投稿。出来事をつづり「遅ればせながらお礼申し上げます」と女性への感謝を伝えた。

 さらに1年たった今年5月、国分中央3丁目の児童クラブスタッフ南洋子さん(71)から「助けたのは私かも」と市職員を通じて秘書広報課に連絡があった。友人宅で目にした広報誌が1年前の号で、智子さんの投稿が載っていたという。思い当たる節があった南さんは「なんて優しい子。このままでは申し訳ない」と名乗り出た。課が事実関係を確かめ、本人で間違いないことが分かった。

 6月17日、待ち合わせの場に高橋さんが姿を現すと、南さんは「大きくなったね」と涙ぐんだ。高橋さんはハンカチと花束をプレゼント。お礼を伝え「会えると思っていなかったから、びっくりしたけれどうれしかった」と喜んだ。

 高橋さんが選んだのは淡い紫色のバラが描かれたハンカチで、南さんは「一生大事にする」。2人は自己紹介や当時の話に花を咲かせ、また会う約束をして別れた。