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鹿児島県 大和村の〝お宝〟里帰り ゆかりの資料7点 奄美博物館で移管調印式
政治 奄美新聞 👁 5

鹿児島県 大和村の〝お宝〟里帰り ゆかりの資料7点 奄美博物館で移管調印式

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 奄美博物館所蔵の歴史民俗資料を大和村に移管するための調印式が29日、奄美市名瀬の同館研修室であった。安田壮平奄美市長と伊集院幼大和村長が合意書に署名し、薩摩藩や琉球王国を巡る大和村ゆかりの〝お宝〟7点の里帰りが決まった。資料は同村今里にある歴史民俗収蔵施設に保管し、村民のために役立てていく。

 大和村は、旧今里中学校校舎の一部を収蔵施設に改修。保管体制が整うことから同博物館や市と協議し、申請9点のうち寄贈者の承諾を得た7点について移管を決めた。

 引き渡すのは、薩摩藩が示した奄美群島の統治方針などが記された「盛岡家文書」、祭祀の関連道具が収められた「時家ノロ祭祀関連資料」などの資料7点。同村戸円のノロから寄贈されたという「富山家ノロ祭祀関連資料」は、琉球王国から賜ったという金箔細工を施した漆器の中に、勾玉や玉ハベラなどのノロが祭祀で使う貴重な道具が収められており、15世紀後半頃のものとみられる。上記3点の解説にあたった同村教委の高梨修学芸員は「琉球、薩摩を経て、群島の理解を深める貴重な資料だ」と訴えた。

 調印式には、両首長、博物館職員のほか、両教育委員会や学芸員らが出席した。貞洋子館長が移管の経緯を説明し、目録を贈呈。市長、村長に、向美芳市教育長、中山恭平村教育長の計4人が署名を交わした。

 安田市長は「貴重な資料が大和村に戻る。資料は奄美の宝。村民の皆さまには奄美がたどった固有の歴史を感じていただきたい」とあいさつ。伊集院村長は「村民にいろんな形で歴史を伝え活用したい。責任を持って次の世代に継承できるよう取り組んでいく」と感謝した。