3歳からパソコンで絵を描き、新聞投稿が楽しみだった…鹿児島市出身の月日かいさん漫画家デビュー 「死にかけ乙女が見つけた幸せ」文芸春秋のコミックサイトで配信
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鹿児島市出身のデザイナー・月日かいさん(36)=ペンネーム、神奈川県在住=が、ウェブサイト上で漫画家デビューした。2013年3月まで南日本新聞で掲載していた若者向けコーナー「まぁぶるすとりぃと(まぁす)」に、小学生のころからイラストなどを投稿。当時から漫画家への憧れがあり、「好きなことを続けていたら夢にたどり着いた」と喜んでいる。漫画は成瀬かのさん原作の「死にかけ乙女が見つけた幸せ」で、文芸春秋のコミックサイト・シーズンズが5月から無料配信している。「幼子を魅力的に描ける人材」を探していた同社が、交流サイト(SNS)に投稿されている月日さんのイラストを見て依頼。「絵がかわいく、作品やキャラへの愛も感じられる。人の心を引きつける力がある」と期待を寄せる。
月日さんは漫画好きの両親の影響で、幼い頃から漫画やアニメが身近にあった。3歳からパソコンで絵を描き、新聞にイラストや写真を投稿するのが楽しみだったという。中学時代にホームページを作成したり、高校では体育祭のパンフレットを作ったりもした。
大学卒業後は広告制作会社やIT企業のデザイナーとして働く傍ら、SNSにイラストを投稿。ペンネームは「同郷人には鹿児島関係者だと気づいてもらえるはず」と、好物で鹿児島が全国トップクラスの漁獲量を誇る月日貝にちなんだ。
漫画家としてのスキルを上げ、鹿児島が舞台のオリジナル作品や旅行記にも挑戦したいという月日さん。高校生平和大使としてスイスを訪れたり、大学時代に非政府組織(NGO)ピースボートで世界一周したりした経験もあり「何げない日常を通して、命の尊さを感じてもらえるような作品も描きたい」と意欲を見せる。
「まぁす」の前身「やんぐぼっくす」で投稿の常連だったという、月日さんの母親(65)は「娘の夢がかない私もうれしい。好きな道。厳しいけれど続けてほしい」とエールを送る。