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喜界サンゴ科研が優秀団体表彰 環境保全活動など評価 地球環境を守る鹿児島県民運動推進大会
政治 南海日日新聞 👁 10

喜界サンゴ科研が優秀団体表彰 環境保全活動など評価 地球環境を守る鹿児島県民運動推進大会

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 鹿児島県民や事業者、行政が一体となって地球温暖化防止などの環境保全活動を推進する「地球環境を守るかごしま県民運動推進大会」が3日、鹿児島市の県庁であった。温室効果ガス排出削減や環境保全活動に取り組む事業者・団体の表彰があり、喜界町のNPO法人「喜界島サンゴ礁科学研究所」が優秀団体表彰を受けた。大会では同研究所の山崎敦子所長(41)による事例発表もあり、サンゴの成分を分析し、海に溶け込む二酸化炭素量を調べる取り組みや同島周辺海域に生息するサンゴの種類をまとめたサンゴ図鑑作成のプロジェクトなどを発表した。

 大会には山崎所長と渡邊剛理事長(55)が出席。塩田康一知事から表彰状と記念の盾が贈られた。

 同研究所は、北海道大学地球環境科学博士の渡邊理事長らが中心となり2014年に設立。旧早町小学校の校舎を活用し、山崎所長ら研究者数人が常駐しながら、喜界島周辺海域のサンゴ礁の生息状況などを調査。サンゴ礁の化石に含まれる二酸化炭素濃度を調べ、地球温暖化との因果関係を分析しているほか、気候変動が海洋や生態系に与える影響などの研究も行っている。

 20年にはクラウドファンディングで、同島周辺に生息するサンゴの種類を調査するプロジェクトを実施し、「喜界島 海と陸の造礁サンゴ図鑑」を作成した。

 また、全国の小中高生を対象に研究や調査を体験できる「サイエンスキャンプ」や地元の喜界高校に通いながら研究できる「サンゴ留学」制度を導入するなど、サンゴ礁研究を軸とした地域おこしにも取り組んでおり、現在、研究者や地元の支援者ら26人が研究所に所属し活動を続けている。

 大会では、山崎所長がこれまでの取り組みなどを紹介したほか、今後の活動目標などについて語り、「喜界島はサンゴ礁生態系を観察、研究できる世界的に希少な場所。多くの人に研究を通して、喜界島の魅力を伝えていきたい」と述べた。
渡邊理事長も「国内外から多くの研究者が喜界島を訪れている。これからも安心して研究が続けられる環境を島の人たちとつくっていきたい」と話した。

 大会は県内の事業者や民間団体、大学、自治体など約150団体で組織する同運動推進会議(会長・塩田知事)が主催。温室効果ガス排出削減に取り組んだ2事業者と環境保全活動優秀団体として、喜界島サンゴ礁科学研究所を含む3団体の表彰のほか、公益財団法人地球環境戦略研究機関の藤野純一上席研究員のよる脱炭素社会の実現に向けた取り組みなどの講演があった。