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園児切りつけ事件 検察側が元保育士の女に懲役12年求刑 鹿児島
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園児切りつけ事件 検察側が元保育士の女に懲役12年求刑 鹿児島

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鹿児島市の認定こども園で、園児の首を切りつけ殺害しようとした罪に問われている元保育士の女の裁判で、検察側は懲役12年を求刑しました。


起訴状などによりますと、南九州市の元保育士・笹山なつき被告(23)はおととし6月、勤務していた鹿児島市の認定こども園で当時2歳の男の子の首をカッターナイフで切りつけ、殺害しようとした罪に問われています。

笹山被告は事件の4日前に、園内で女の子に暴行を加えけがをさせたとして傷害の罪にも問われています。

初公判で、笹山被告は「殺意はありませんでした」と起訴内容を一部否認し、殺意の有無が争点となっています。

7日の裁判では冒頭、被害に遭った園児2人の保護者が意見陳述し、「大人から悪意を向けられ、どれほど怖かったか、深い戦慄を覚える」「子どもが成長して傷に疑問を感じたとき、どう伝えるか今でも悩んでいる」と事件後の心情などを語り、厳罰を望むことを裁判員らに訴えました。

続く論告で検察側は、カッターナイフでの切り付けについて「傷の深さや位置がずれれば致命傷になりかねない」として「極めて悪質な犯行」と指摘。

また、子どもや職場にストレスを抱えていたという点についても「犯行を正当化するものではない」として、懲役12年を求刑しました。

一方、弁護側は、カッターナイフは小型で凶器としての殺傷能力が低い点などに触れ、「殺意はなく、傷害罪の限度での判決が妥当」と主張。

また、「母親が指導・監督を約束するなど社会内での矯正を見込める」などとして執行猶予付きの判決を求めました。

最後に証言台に立った笹山被告は「保育士として、人として、本当にやってはいけないことをしてしまった」「申し訳ございません」と述べ、頭を下げました。

判決は16日に言い渡されます。