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プール授業の民間委託…鹿児島の現状は?安全管理・猛暑・火山灰…教員の負担減で子ども達はプロから指導
自然・火山 KYT鹿児島読売テレビ 👁 5

プール授業の民間委託…鹿児島の現状は?安全管理・猛暑・火山灰…教員の負担減で子ども達はプロから指導

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 プール授業学校でプールの授業を楽しむ子どもたちが多いと思います。こうした授業が見直され、スイミングスクールなどで授業を行う学校が全国で増えています。プールの維持や管理にかかる費用を削減し、教員の負担を軽くする狙いがあるようです。

 笑顔で屋内のプールを楽しむ子どもたち。実はこのスイミングスクールのスクール生ではありません。

(久保田明音アナウンサー)
「学校のプールと比べてどうかな?」

(小学生)
「すごくいい」

 鹿児島市宮之浦町の「はまだスイミングスクール」。バスで10分ほどの距離にある花尾小学校の子ども達が水泳の授業を受けていました。教えるのは学校の先生ではなくスクールのインストラクターです。鹿児島市教育委員会では水泳の授業を民間に委託する取り組みを2年前から試験的に行っていて、今年度はこの学校を含む5つの小中学校で実施しています。

 安全管理が求められる水泳の授業。学校の先生の負担は決して小さなものではありませんでした。プロのインストラクターが担当することで安全管理は万全。子どもたちもプロの指導を受けられるメリットがあります。

(保護者)
「技術もですが、気持ちをとても上げて頂いて、自信を持って泳げるのは本人にとって楽しさに繋がっているかなと思います」

 強い日差しが降り注ぐ鹿児島の夏。熱中症のリスクは年々高まっています。また、火山灰の影響も受け清掃の大変さは言うまでもありません。天候や気温に左右されない屋内のプールには多くのメリットがあります。

(花尾小学校・曽田宗英教諭)
「学校でプールをすると、朝学校に来て火山灰やごみをとったりする作業があるので、それをしなくてもよいのがメリット。外でやるとなると熱中症とか雨とかで計画通りに進まないことがあるけど、室内だと計画どおりに進めているので助かっています」

 プールの維持や管理に係る費用は年間約100万円。鹿児島市立の小中学校110校では、年間1億円以上になる計算です。市の教育委員会によると全面改修が必要な場合、1校約2億円かかる所もあるそうです。

 民間への委託を進めることで教師の負担が軽くなるだけでなく、施設にかかる費用も大幅に削減できます。にもかかわらず鹿児島では取り組みが広がっておらず、試験的に導入した学校は3年間で5校にとどまっています。

(鹿児島市教育委員会・保健体育課・田丸武彦課長)
「民間のプロが限られているので、なかなかマッチングが難しいと思う。今は検証事業、モデル事業としてやっている。検討して来年度以降は方針を示したい」

 鹿児島市教育委員会では、民間への委託を本格的に進めるべきかどうか慎重に検討しています。

 民間への委託は九州では福岡市が進んでいます。約4割の小学校が本格的に行っているそうです。スイミングスクールへの委託料を考慮してもメリットが大きいと判断しているようです。