鹿児島県 アマミホシゾラフグ産卵 大島海峡海底で「甘噛み」の姿も 海洋生物研・興会長撮影
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2014年に新種として発表されたフグの一種、アマミホシゾラフグ。奄美海洋生物研究会(興克樹会長)が奄美大島南部の大島海峡で繁殖行動を確認し、「海底のミステリーサークル」と称される幾何学模様の産卵床をカメラで捉えた。アマミホシゾラフグは体長約10~15㌢。沖縄島(本島)でも生息は確認されているが、産卵床は奄美大島でのみ確認。産卵・繁殖シーズンは4~7月。
興会長(55)らは8日、直径約2㍍に及ぶ産卵床が水深29㍍の海底で完成し、9日午前7時頃に産卵する様子を見届け、同日撮影した。
産卵床はオスが約1週間掛けて作った後、メスが産卵。放卵放精時には、オスはメスの体を固定するため口元を「甘噛み」する姿も。孵化するまでの約1週間、産卵床の中央部に産み付けられた卵を守るという。
周辺には前回使用された産卵床跡があったといい、興会長は「愛くるしい姿だが、地元のダイビング事業者の保全活動で守られている、奄美大島の環境の多様性を象徴する生物。誤って釣れても、リリースするよう努めてほしい」と呼び掛けている。