《ブラジル》日本祭り=鹿児島県人会は元県費留学生が運営=かつ弁当など鹿児島名物が大人気
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10日から3日間開催されたブラジル日本都道府県人会連合会主催の日本祭りで、ブラジル鹿児島県人会(文岡セルジオ正樹会長)は、鹿児島かつ弁当、さつま揚げ、大学芋、かるかんまんじゅう、かしゃもちなど鹿児島名物料理で勝負した。同県人会ブースは毎年、その年の県費留学生が運営のコーディネートを担うのが通例となっており、ボランティアスタッフの募集から料理の選定、運営のほぼすべてを取り仕切る。今回は昨年から本年にかけて県費留学を行った福川グスタボさん(四世・24歳)、児玉ブルーノ啓吾さん(三世・24歳)、ヤマウチ・ルシアナ・サチエさん(三世・30歳)の3人が中心となって運営した。
昨年から今年にかけて約11カ月間鹿児島大学で県費留学をした福川さんは「3人が中心となってブース運営をしましたが、わからないことばかりなので片っ端から先輩に聞きました。婦人部の方が約20人、その他約60人、計80人の協力をいただきました」と感謝した。料理についても「ふくれかんやかしゃ餅は例年通り婦人部の方々がプロ並みに作ってくれました。そのほかかつ弁当や大学芋などはオペレーションがうまくいくよう試作を繰り返しました。鹿児島大学の学園祭から学んだ経験が活きました」と話した。
「実際やってみると本当に驚きました。3日で550個ぐらい売れればいいなと思っていたのですが、初日で230個、2日目には400個も売れてびっくり。最終日まで材料が足りないことから急きょ食材を買い足すことになりました」とうれしい悲鳴を上げた。「このような貴重な経験をさせてもらい、これからの日系社会を担わなければという意識をより強く実感しました」と語った。
文岡会長は「みんな初めてなので、会長の立場としてはひやひやしますよ」と笑いながら、「でもこうやって任せることが県人会の将来につながると思っています。何かあったら私が責任を取ります。そうやって若い人が育つように信頼して任せています」と豪快に笑顔で語った。
また文岡会長肝いりで一昨年から同県人会ブースで販売している鹿児島黒糖焼酎「れんと」(奄美大島開運酒造)は今年も完売。今回初めて販売された同社の「紅さんご」も同じく完売した。