6年連続インターハイ出場・鹿児島南フェンシング部 28年ぶり全国制覇へ「自信あります」エース白男川瞬の"ボクシング仕込み"スピード
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鹿児島南高校男子フェンシング部が、6年連続となるインターハイの舞台に挑む。「チーム力は日本一だった」とキャプテンが言い切るほどの結束力と、20歳以下の国内ランキング5位のエースが持つ"ボクシング仕込み"のスピード。28年ぶりの全国制覇へ、鹿児島から熱い夏が始まろうとしている。鹿児島市に拠点を置く鹿児島南フェンシング部は、男女合わせて15人の部員を抱える。そのうち男子団体は、今年で6年連続のインターハイ出場を果たした。
輝かしい連続出場の実績がある一方で、インターハイでの成績は3年連続準優勝。全国の頂点まであと一歩のところで涙を飲み続けてきた。28年ぶりの優勝を目指すこの夏、チームの中心を担うのは2025年のインターハイで準優勝を経験した3年生たちだ。
悔しさを知る選手たちが、どう成長してきたか——それがそのまま、このチームの強さの源泉となっている。
チームのエースは、20歳以下の国内ランキング5位に輝く3年生の白男川瞬選手だ。28年前の優勝メンバーである東裕二コーチが「ピカイチ」と絶賛するのが、白男川選手の際立ったスピードである。
相手の攻撃を止め、間髪入れずにアタックを仕掛ける——その鋭い動きは、意外なところで磨かれた。
「少し父親と遊びでボクシングをやっていて、そのボクシングのスピードがフェンシングに培われている」
競技の壁を越えた経験が、フェンサーとしての武器になった。白男川選手自身も自信をにじませる。
「チームのみんなで頑張ってきたことや自分自身でやってきたことを全て出し切るだけ。正直自信あります」
そして目標はただ一つ。「絶対に優勝して終われるようにこれから頑張ります」——その言葉に迷いはない。
個の力だけでなく、チーム全体の底上げもこの夏の大きなカギを握る。
2026年のチームは、2025年のインターハイ準優勝メンバーが3人残っていることに加え、日々のミーティングを積み重ねてきた点でも際立つ。羽田光洋キャプテン(3年)はチームへの絶大な自信を語る。
「(準優勝した今年3月の)全国選抜の時点でチーム力は日本一だった。ベンチからの声かけや盛り上げ方は相手に勝っていた」
しかし、全国選抜での敗因については冷静に分析する。「全国選抜での負けは技術力の差だった」。その反省を踏まえ、インターハイに向けた取り組みは技術力の強化に集中させてきた。
「全国選抜後からインターハイに向けた取り組みは技術力を大事にしてやってきた。絶対にインターハイで日本一になってきます」
精神面と技術面、双方を兼ね備えたチームが今、滋賀へと向かう。
インターハイのフェンシング競技・団体戦は、8月12日と13日に滋賀県で行われる。
「さあ行くぞ!よーし!」——練習場に響くその声は、28年ぶりの頂点を信じる者たちの声だ。個の技術とチームの結束を武器に、鹿児島南男子フェンシング部が全国制覇へ挑む。