クロウサギの餌を採取 大和っ子スクールの児童ら 奄美大島・大和村
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鹿児島県大和村の小学生が郷土の自然などについて学ぶ2026年度夏休み学習教室・大和っ子スクール(村教委主催)が22日、同村防災センターで始まった。今回は国の特別天然記念物アマミノクロウサギに関する現地調査で同村を訪れている麻布大学(神奈川県)生命・環境科学部の江口祐輔教授の研究チームも協力。児童らは24日までクロウサギへの理解を深める。同スクールは、心豊かな子どもたちの育成を目的に湯湾岳でのフィールドワークや、植物や野鳥の観察を通して、世界に誇る奄美の豊かな自然を体感している。
23日は村内の児童25人が参加。同センターでの夏休み課題教室の後、隣接するアマミノクロウサギミュージアム「QuruGuru(くるぐる)」の農園を訪れ、クロウサギの餌となるツルソバやツルマオなど10種類の植物を採取した。
採取の際、児童らは、あらかじめ配られたサンプルを手に植物探しゲームに挑戦。5班に分かれ、それぞれ種類の異なる植物を一生懸命に探し、目当ての植物を見つけ出すとハサミを入れて丁寧に切り取った。スタッフ、同チームの学生3人の協力を得ながら、前日に作った各種植物の木札も植えた。
その後、同施設内にあるクロウサギの屋内飼育場「よるにわ」に移動。飼育されている「ケンタ」に集めた植物を与え、どの種類から食べるか観察した。児童らは「かわいい」「私の餌を食べて」と声を上げながら夢中で見守った。
同施設に昨年から勤務し、この日の植物採取で指導に当たった村地域おこし協力隊の沢田魅月(みづき)さん(40)は「昨年は1種類だけの植物採取だったが、今年は10種類で(子どもたちにとって)より深い学びになったと思う。身近な生き物に興味を持ってもらえるとうれしい」と話した。24日はクロウサギの生息範囲を学ぶ「うんこマップづくり」がある。