鹿児島県 北高「聞き書き活動」 暮らしや歴史、文化など理解 1年生49人、10集落訪問
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奄美市笠利町の大島北高校(有川美智代校長)は28日、“地元学”の一環として「聞き書きサークル活動」を行った。1年生49人がグループに分かれ、同町及び龍郷町の10集落を訪れ、集落住民から暮らしや歴史、文化、産業などについて聞き取りを行った。北大島地区の貴重な社会・文化遺産を後世に受け継ぐとともに、良さや課題を発見・考察することで、進路や将来について考える機会にすることが目的。昨年度までは希望者で行っていたが、今年度から1年生全員での実施としている。
節田集落(301世帯、467人・2月現在)には、5人の生徒が訪れ、70歳代の集落住民4人から、子どもの頃と現在の生活の違いや集落行事、産業、課題などについて聞き取りを行った。
住民は、子どもの頃の生活では、各家庭でブタを飼育し正月前に屠殺(とさつ)し塩豚などにして保存食としていた話や海では魚やウニがたくさん捕れたこと、集落行事では「節田マンカイ」などについて話した。また、課題については、子どもや若い世代の減少による集落の活性化などについて話し、生徒らに「島を出て都会で生活する経験も必要だが、いつかは島に戻って盛り上げて」と呼び掛けた。
平山美優さんは「今と昔の生活の違いや、昔は家族の手伝いなど、苦労も多く自分たちの力で生活していたことを実感した」。大山晴彦さんは「苦労も多かったが、楽しみながら生活していた様子が伺えた。資料を作成し文化祭などで他の人たちに伝えていきたい」と話した。
住民で同校の第1回卒業生、泉智宜(のりたか)さん(74)は「活動を通して集落のことや島のことを知り、他の人たちにも伝えていってほしい」。竹山はや子さん(同)は「今の子どもは声も小さくおとなしいと感じた。実際に集落行事などに参加し、体験するとともに、引き継いでいってほしい」と語った。