環境保全担うリーダーに 奄美・沖縄子ども交流事業 奄美から西表島へ12人
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奄美群島広域事務組合(管理者・安田壮平奄美市長)は28日、「奄美・沖縄子ども交流事業」に参加する鹿児島県奄美群島の中学生12人を、31日までの3泊4日の日程で沖縄県・西表島の竹富町へ派遣した。参加者は世界自然遺産地域ならではの自然体験や環境学習に取り組みながら地元の中学生たちと交流し、次世代の環境保全を担うリーダーを目指す。奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島の世界自然遺産登録から5周年となったのを機に、世界自然遺産基金を活用して初めて実施。
参加者は5月から事前学習として、奄美群島と西表島の自然や生態系、環境課題について学び、オンライン会議も重ねてきた。現地ではマングローブカヤックやトレッキング、ナイトツアーなどを体験し、奄美との共通点や違いを探るほか、互いの島について発表し合う交流会も計画している。
生徒らは3月末までに、「西表島で学んでみたいこと」などをテーマにした作文を添えて応募。15人の応募者の中から、奄美市1人、宇検村1人、瀬戸内町2人、龍郷町2人、喜界町1人、徳之島町1人、天城町1人、伊仙町1人、知名町1人、与論町1人の計12人に決まった。
参加者は28日、各空港から西表島に向けて出発。生徒7人が同時に発つ奄美空港には、多くの保護者が駆け付けた。
金久中3年の生徒は、学校の探究学習で学んだことから興味を持ったロードキルなどの環境問題について「違う視点からの捉え方、解決策を学びたい」と意気込み、古仁屋中3年の生徒も「同じ世界遺産の島と環境問題を共有することで、環境保全をみんなで考えるきっかけにしたい。西表島の中学生とは、お互いの島の誇れることを話し合ってみたい」と期待に胸を膨らませていた。
参加者は帰島後、学校新聞を作成するなど、事業での経験を広く伝える。