台風13号、奄美各地に爪痕 2人がけが、1人は重傷 通行止めや住家被害も
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大型で非常に強い台風13号は8日午後、沖縄県久米島の西の海上を西進した。鹿児島県の奄美地方は同日午前中に風速25メートル以上の暴風域を抜けた。奄美群島内各地で土砂崩れや倒木などによる通行止めが発生したほか、住家にも被害をもたらすなど、爪痕を残した。同日午前10時時点で群島内約4万世帯が停電、大和村の一部で断水も発生するなど住民生活にも多大な影響が出た。県によると、7日に発生した人的被害は2人。うち奄美市名瀬では30代女性が風にあおられ転倒し、顔を強く打って骨折する重傷を負った。女性は病院で治療し、命に別条はないという。
8日午後3時現在で県が把握している住家被害は半壊が1棟(与論町)、一部損壊が11棟(大和村1棟、宇検村2棟、瀬戸内町2棟、徳之島町2棟、与論町4棟)。宇検村では床下浸水も4棟発生。自宅が浸水被害に遭った同村田検の川畑和人さん(68)は「雨が強くて排水が追い付かずに(浸水)という感じ。川があふれなくてよかった」と話した。
牛舎などの非住家被害は群島内で28棟。天城町役場の窓ガラスが割れるなど公共施設への被害も出ている。被害確認は継続中で今後、さらに増えるとみられる。
国、県管理道路は、同日午後5時現在、宇検村と瀬戸内町の7カ所で全面通行止めが続いている。
避難所には午後3時現在、大和村、宇検村、瀬戸内町、徳之島町、和泊町の5町村で39世帯52人が避難している。
台風は8日午後8時には久米島の西北西約200キロにあり、ゆっくりと西へ進んだ。中心気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速45メートル、最大瞬間風速60メートル。
8日の最大瞬間風速は、天城町32・4メートル(午前0時41分)、瀬戸内町古仁屋31・0メートル(同0時50分)、伊仙町28・6メートル(同0時22分)。同日午後4時までの72時間降水量(速報値)は、奄美市名瀬で476・5ミリ、瀬戸内町古仁屋で386・0ミリ、天城町で332・5ミリに達した。
名瀬測候所によると奄美地方が強風域を抜けるのは北部が9日明け方、南部が同日昼前の見込み。奄美地方で9日に予想される最大風速は北部、南部ともに17メートル、最大瞬間風速はいずれも30メートル。波の高さは6メートルでうねりを伴う。9日午後6時までの24時間雨量は多いところで120ミリが予想されている。