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「にしあぎな学園」開校式 地域一体で新たな一歩 目標や将来の夢発表 徳之島・天城町 鹿児島県
総合 奄美新聞 👁 1

「にしあぎな学園」開校式 地域一体で新たな一歩 目標や将来の夢発表 徳之島・天城町 鹿児島県

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 【鹿児島県・徳之島】大島地区初の小中一貫・義務教育学校として今月1日に開校した天城町立「にしあぎな学園・同三京分校」(浦村正幸校長、児童生徒25人)の開校式及び記念セレモニーが15日午前、同校体育館であった。旧西阿木名小中の123年にわたる歴史に一区切りをつけ、地域とともに新たな教育のスタートを切った。

 式には関係者約100人が出席。町当局を代表し福健吉郎総務課長が開校を宣言した。浦村校長は「小規模校の強みを生かし、一人一人に寄り添う教育を実践する。豊かな自然とユイの精神を大切に、9年間の一貫教育で主体的に学ぶ力を育てたい」と述べた。院田裕一町教育長も「世界自然遺産の価値や地域文化を教材とし、郷土に誇りを持つ人材育成の拠点となることを期待する」と語った。

 来賓祝辞(3氏)に続き、児童生徒を代表して9年生(中3)の梅澤詩江さんが誓いの言葉を述べ、「自律した精神で下級生の手本となり、互いの良さを認め合い、安心して過ごせる学校を築いていく」と決意を表明した。

 記念セレモニーでは、地域代表の山田三千男西阿木名区長(71)が「約半世紀前の在学時は全校児童生徒が200人を超えていた」と振り返り、特認校や山海留学制度の取り組みが今回の義務教育学校化につながったと説明。学校存続に向け、地域環境整備の必要性も訴えた。

 元山海留学生の佐藤愛さん(北海道在住)がデザインした新校章が披露されたほか、児童生徒全員が一年間の目標や将来の夢を発表。「勉強量を増やす」「苦手科目の克服」といった目標に加え、「卓球で県大会出場」「三味線でワイド節を弾く」など多彩な夢が会場を沸かせた。

 さらに、西阿木名民謡保存会と児童生徒が共演する「阿木名風土記」の踊りが披露され、最後はシンガーソングファーマー禎一馬さんのミニライブで会場は大いに盛り上がった。

 西阿木名地区では併設小中の枠を超えた9年間の義務教育体制が本格的に始動。地域と学校が一体となった新たな歩みに期待が寄せられている。