カゴミル 鹿児島の今のニュースを、まとめて。

← 一覧
条件緩和、日程見直しも 奄美の市町村職員採用 7自治体が9月に試験
自然・火山 南海日日新聞 👁 4

条件緩和、日程見直しも 奄美の市町村職員採用 7自治体が9月に試験

📰 全文
 鹿児島県奄美群島では7市町村が2026年度の職員採用試験を9月20日に計画している。9月に試験予定のない5町のうち、喜界、和泊、知名の3町は試験時期を早めて7月に実施済み。伊仙町は今年度は採用予定がなく、与論町は受験者増が見込める効果的な開催時期を調整している。技師や医療職ら専門職不足が慢性化する中、応募資格の条件を緩和したり、採用年齢の上限を引き上げたりするなど、さまざまな取り組みを進めている。

 奄美市は土木技師と建築技師について、今年度から過去の試験で受験に必須だった専門課程の専攻や特定の資格がなくても受験できる「育成枠」を導入した。担当者は「専門職は応募が少なく、一般職で入庁した職員が技師として勤務している状況。少しでも応募してもらうため応募条件を緩和した」と説明する。

 龍郷町は今年度から、一般事務の受験資格年齢上限を従来の35歳から40歳に引き上げた。担当者は「年々受験者数が減少している。幅広く人材を確保したい」と話す。宇検村は採用試験の応募状況が低調なことから、今月14日を期限としていた応募の受付期間を21日まで延長する。

 和泊町は受験者が希望する全国各地の試験会場と日時を選択して受験する「テストセンター方式」を、今年度から初採用。7月に実施した1回目の採用試験では、前年度の計3回分と同程度の人が受験した。8月に予定する2次試験結果を踏まえ、2回目の採用試験開催を検討する。

 一般事務、建築技師、保健師を募集職種とし、テストセンター方式を併用して7月に採用試験を行った知名町。だが応募は一般事務のみにとどまり、今月には2次試験を実施したものの、予定していた採用人数に届かなかった。年度内に2回目の採用試験を計画している。

 東京会場を含む2会場で7月に採用試験を行った喜界町は、受験者数が前年度の10人から2人へ減少するなど、人材確保に苦戦している。10月には2回目の採用試験を実施予定で、8月下旬にも町ホームページなどで募集する。

 例年9月に採用試験を実施してきた与論町は、台風襲来による試験延期や他自治体と試験日程が重なることなどを背景に、独自の試験日程を模索している。担当者は「人口の多い自治体と比べて採用予定人数が少ない本町を受験者に選んでもらうため」と説明。受験者の負担軽減のため、テストセンター方式の導入や2次試験でリモート面接も検討するとした。

 伊仙町は直近の退職予定者の状況や町職員定員管理計画を踏まえ、今年度は採用試験を見合わせる。