鹿児島市スタジアム候補地「鴨池庭球場」選定 金沢から学ぶスタジアム整備「時間ではなく空間を売る」
📰 全文
鹿児島市が整備をめざすスタジアムは、きのう24日、整備候補地が県立鴨池庭球場敷地に絞られました。一歩前進とも言えますが、市がめざしてきた「複合型」については、敷地の確保などに課題があり断念することになります。ニューズナウでは25日とあさって27日、スタジアム整備について考えます。
庭球場敷地と面積規模が近いスタジアムが石川県金沢市にあります。おととしオープンしたスタジアムを、専門家と見てきました。
(記者)「J3ツエーゲン金沢のホームスタジアム、金沢ゴーゴーカレースタジアムにやってきました。きょうは世界のスタジアム・アリーナを調査研究している専門家の筑紫さんと一緒にこのスタジアムの魅力を探っていきたいと思います」
筑紫直樹さん。スタジアムやアリーナのニュース専門サイト「スタジアムハブ」を運営しています。
おととし2月に誕生した金沢ゴーゴーカレースタジアム。JR金沢駅からおよそ2キロ、車で10分ほどの運動公園内に整備されたフットボール専用スタジアムです。
収容人数は1万人あまり。地上4階建てで、全ての席に屋根があり、整備費はおよそ80億円。
■ピッチの近さが最大の売り…さらに魅力的な空間も
スタジアム施設長の若林さんです。
(金沢スタジアム 若林直樹施設長)「すぐそこに見えるところが観客席の一部で、ピッチとの距離が7メートルで、現在日本で2番目に近い」
ピッチの近さが最大の売りですが、さらに魅力的な場所が…。
■「時間を売るのではなく空間を売る」
(記者)「ホテルの通路みたいなイメージですね。スタジアムの中ですか」
(金沢スタジアム 若林直樹施設長)「スポンサー会社の人たちがここで飲食する」
メインスタンドには3種類のラウンジがあり、専用の座席も用意されています。
(スタジアムハブ 筑紫直樹さん)「この高さでも非常に近く感じる、フットボールを見る臨場感が、陸上競技場の距離感と比べると全く違う」
スタンドにはさらにこんな席も。
鹿児島市が整備をめざすスタジアムは、きのう24日、整備候補地が県立鴨池庭球場敷地に絞られました。一歩前進とも言えますが、市がめざしてきた「複合型」については、敷地の確保などに課題があり断念することになります。
ニューズナウでは25日とあさって27日、スタジアム整備について考えます。
庭球場敷地と面積規模が近いスタジアムが石川県金沢市にあります。おととしオープンしたスタジアムを、専門家と見てきました。
(記者)「J3ツエーゲン金沢のホームスタジアム、金沢ゴーゴーカレースタジアムにやってきました。きょうは世界のスタジアム・アリーナを調査研究している専門家の筑紫さんと一緒にこのスタジアムの魅力を探っていきたいと思います」
筑紫直樹さん。スタジアムやアリーナのニュース専門サイト「スタジアムハブ」を運営しています。
おととし2月に誕生した金沢ゴーゴーカレースタジアム。JR金沢駅からおよそ2キロ、車で10分ほどの運動公園内に整備されたフットボール専用スタジアムです。
収容人数は1万人あまり。地上4階建てで、全ての席に屋根があり、整備費はおよそ80億円。
■ピッチの近さが最大の売り…さらに魅力的な空間も
スタジアム施設長の若林さんです。
(金沢スタジアム 若林直樹施設長)「すぐそこに見えるところが観客席の一部で、ピッチとの距離が7メートルで、現在日本で2番目に近い」
ピッチの近さが最大の売りですが、さらに魅力的な場所が…。
■「時間を売るのではなく空間を売る」
(記者)「ホテルの通路みたいなイメージですね。スタジアムの中ですか」
(金沢スタジアム 若林直樹施設長)「スポンサー会社の人たちがここで飲食する」
メインスタンドには3種類のラウンジがあり、専用の座席も用意されています。
(スタジアムハブ 筑紫直樹さん)「この高さでも非常に近く感じる、フットボールを見る臨場感が、陸上競技場の距離感と比べると全く違う」
スタンドにはさらにこんな席も。
(スタジアムハブ 筑紫直樹さん)「ここは一般席?」
(金沢スタジアム 若林直樹施設長)「販売している。ここは家族で食事できるのがいい。高いお金を払って来たその人だけの空間をつくれる。時間を売るんじゃなくて空間を売るという感じ」
■整備までの経緯について、市の担当者は
2017年に整備方針が示されて7年後のおととし開業した公設の金沢スタジアム。整備までの経緯について、市の担当者は。
(金沢市スポーツ振興課 大壁永典課長)「市として街を元気にするための施設をつくろうと地元の機運も高まり、J2昇格直後に『スタジアムをつくろう』と」
金沢市はまず1万人規模でスタジアムを整備しました。しかし、J1のスタジアム基準は原則1万5000人以上。このままではJ1に昇格できません。
(金沢市スポーツ振興課 大壁永典課長)「北側にはスタンドを整備していない。そこに客席を設けることで1万5000人規模をあらためて整備することが可能」
■スタジアムには防災備蓄倉庫も…
費用を抑え、後で拡張できる形で整備しました。スタジアムにはこんな施設も。
(記者)「広いですね」
バックスタンドの下、およそ500平方メートルの倉庫に、毛布やテント、段ボールベッドや非常食などが備蓄されています。
(スタジアムハブ 筑紫直樹さん)「災害があった際に、避難して来ると思う、避難者に提供できるものがこれだけそろっていると心強い」
(金沢市スポーツ振興課 大壁永典課長)「(防災機能を持つことで)国の補助金を確保できる点もあり、防災備蓄倉庫を設置することに」
■整備費負担を抑えることはできた一方、課題も…
防災備蓄倉庫があることで国の補助金がおり、整備費負担を抑えることができたといいます。一方で、こんな課題も…
(金沢市スポーツ振興課 大壁永典課長)「(ラウンジの利用は)現在の課題。全く利用がないわけではないが、(試合がない日は)まだまだ少ない。ラウンジなどでいろいろな催し物を行ってほしい。そうした部分をもう少し広めていきたい」
整備費およそ80億円、鹿児島市のおよそ215億円とはかけ離れていますが…
金沢に比べてスタジアムの規模が1.5倍で、資材や人件費の高騰もあり、さらに庭球場の移設費もありますので、鹿児島市は200億円を超えると試算しています。金沢の場合、80億円のうち半分ほどを国などの補助金でまかなえたということです。
■金沢の人はスタジアムをどう感じているのか
金沢の人はどう感じているのか。スタジアムから4キロほど離れた金沢市の繁華街で聞きました。
「前のスタジアムより広くていい」
「知人は『見に行かなくちゃ』と言っている」
「行ったことはない。スタジアムの事は今知った」
「大きなライブがあったら行ってみたい」
正直、街ではそれほどサッカー熱は感じなかった一方、コンサートなどの多機能性に期待する声もありました。
■金沢スタジアム、鹿児島で参考になる点は
金沢スタジアムを一緒に見て回った筑紫さんに、鹿児島にも参考になる点などを聞きました。
(スタジアムハブ 筑紫直樹さん)「非