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鹿児島県 直撃台風18号、各地に被害 奄美大島で重傷者2人 約3万戸停電続く、住家損壊も
事件・事故 奄美新聞 👁 4

鹿児島県 直撃台風18号、各地に被害 奄美大島で重傷者2人 約3万戸停電続く、住家損壊も

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 強い台風18号は25日夕から26日にかけて奄美地方を直撃した。台風は沖永良部島近海を通過、北側に位置する徳之島の天城町では、25日午後7時19分に最大瞬間風速54・5㍍、伊仙町でも同11時26分に44・3㍍を記録した。ともに観測史上最大となった。線状降水帯も発生し、25日の雨量は天城町で130㍉、伊仙町で160㍉となった。また、奄美群島全体で一時約3万4千戸余りが停電、瀬戸内町では暗くなった室内で70歳代女性が右手首を骨折、奄美市名瀬でも男性が頭部に重傷を追う事故が発生した。

 強い台風18号の影響で奄美地方は25日夕から26日にかけて、南部を中心に大荒れの天気となった。気象庁の観測地点のある徳之島の天城、伊仙両町では午後7時以降雨脚が強まり、10時から深夜の時間帯にかけて線状降水帯が発生。天城町では、26日午前11時までの24時間雨量が237㍉を記録した。

 奄美市、龍郷町、大和村、宇検村、徳之島町、天城町、和泊町、知名町、与論町では25日、レベル4避難指示を発令。12市町村154か所の避難所が開設され、26日午前10時の時点で265世帯430人が避難した。徳之島3町以外の指示は26日解除された。

 九州電力送配電などによると26日午後4時現在、奄美群島の2万9620戸で停電が発生している。北部では復旧に向かっているものの、南部を中心に停電率は90%を超えている。各地の停電状況は次の通り。

 ▽瀬戸内町2430戸(36・8%)▽徳之島町7510戸(95・6%)▽天城町4130戸(99・9%)▽伊仙町4460戸(同)▽和泊町3810戸(84・5%)▽知名町3840戸(94・6%)▽与論町1520戸(41・8%)。

 台風の風や停電による影響で、人的被害も発生した。瀬戸内町では、停電した屋内で70歳代の女性が階段から転落、右手首を骨折する大けがを負った。奄美市名瀬では、自転車に乗っていた40歳代の男性が風にあおられ転倒し頭部を負傷した。入院加療が必要な重傷だという。

 住家被害は、伊仙町で半壊2棟、一部損壊16棟。そのほか、大和村と与論町で各3棟の一部損壊があった。そのほか公共施設などで窓ガラスが破損する被害があった。

 断水は天城町の8集落、瀬戸内町加計呂麻島の瀬武地区、奄美大島側の阿木名地区で発生。天城町は27日給水車で対応する。

 台風18号は26日午後3時には、久米島の北約210㌔を時速15㌔の速さで西北西に進んでいる。中心気圧は960ヘクトパスカル。台風は勢力を維持したまま東シナ海を西寄りに進み、28日にかけて華中に上陸、29日には熱帯低気圧になる見込み。

 奄美地方では、台風の影響が徐々に和らぎ、27日に予想される波の高さは4㍍のち3㍍。風は15㍍のち10㍍。乱れが続いていた海の便は27日臨時便を運航、空の便は正常化に向かう。