《ブラジル》鹿児島県人会、日本祭り慰労会=郷土愛詰めた弁当、完売の盛況=「おはら節」で会員交流深める
📰 全文
去る8月16日(日)、7月に開催された県連主催の「日本祭り」において、数カ月も前からの準備に始まり、当日の3日間、そして後片付けまで、快く協力してくれた県人会員の労をねぎらうため、ブラジル鹿児島県人会(文岡セルジオ正樹会長)はサンパウロ市南部の同会館にて慰労会を開催した。日本祭りでの鹿児島県ブースでは、県のご当地ゆるキャラである豚の「ぐりぶー」にちなんで「とんかつ弁当」をメイン商品として販売した。弁当には、さつまあげ、さつま芋を使う大学芋、桜島大根にちなんだ大根の漬物を添えるなど、とことん郷土の食にこだわった。
このメニューを考案したのは、元鹿児島県費留学生および技術研修員の青年たちだ。仕事終わりや休日に集まり、味付けからトッピングの仕方まで、何度も試行錯誤を重ねた。慣れない作業ではベテランの婦人部の助けを借りるなど、会員同士が一つの家族のように支え合いながら完成させた。郷土愛をふんだんに詰め込んだ「とんかつ弁当」は初日から好評を博し、最終日には完売となった。
また、慰労会と合わせて、9月から鹿児島県内のホテルで研修を行う令和8年度技術研修員、吉田マルシアあかりさんの壮行会も行った。あかりさんは日本民謡協会ブラジル支部のメンバーでもあることから、この日は同支部の有志が県人会館に初来館。民謡協会のメンバーから鹿児島県の民謡「おはら節」の歌い方のレクチャーも受けた。ほとんどの県人会員にとって、生まれて初めて歌う民謡だったため、戸惑いながらも、声の出し方などのコツをつかむと次第に声も大きくなり、大いに盛り上がった。
今回の交流を通して、会員からは「とても楽しかった。今後は九州ブロックの県人会はもちろん、他ブロックの県人会や色々な団体と交流してみたい」との声が多数上がり、今後の新たな交流への期待が高まった。