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黒糖は生産微増、出荷微減 地元伸び悩む 「県外に市場拡大必要」 鹿児島県
総合 奄美新聞

黒糖は生産微増、出荷微減 地元伸び悩む 「県外に市場拡大必要」 鹿児島県

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 【鹿児島】県酒造組合(濵田雄一郎会長)は10日、2025酒造年度(25年7月1日~26月30日)の需給状況を発表した。年間生産量(25度換算)を示す製成数量は県全体で10万2529㌔㍑。前年比6・2%の減少だったが、出荷量(25度換算)を示す課税移出量数は8万3416㌔㍑で前年比1・6%増加した。奄美群島の特産品である黒糖焼酎は製成数量6161㌔㍑で前年比0・6%増と微増だったが、課税移出量数(実数)は6197㌔㍑で前年比2・6%減と微減だった。

 県酒造組合によると、県内の出荷量が前年比4・6%減少したが、県外が5・7%増加し、全体増につながった。健康志向の高まりで、糖質・プリン体ゼロの焼酎の特性が注目され、炭酸割とも相性が良いフレーバー焼酎が浸透。東京、大阪などの大都市圏で若年層や女性など「これまで焼酎をあまり飲まなかった層に飲まれるようになりつつある」(濵田会長)のが要因ではないかと分析している。

 黒糖に関しては生産量、出荷量とも前年とほぼ同量だが、全体的には「微減傾向が続いている」と乾眞一郎副会長。飲酒人口が減っている上に、多種多様の酒類が買い求めやすくなったことで選択肢が広がり、地元の消費量が伸び悩む現状がある。「国内、海外ともまだまだ黒糖焼酎の認知度は低い。地元が減る中で、もっともっと県外に黒糖焼酎の市場を広げていく必要がある」と述べていた。

 鹿児島本格焼酎の海外出荷量は52万3096㌔㍑で前年比13・1%と2年続けて増加した。最大の出荷量だった中国が日中関係の悪化などの影響で減少した一方で、韓国が17万1938㌔㍑と最大の輸出量となった。台湾の出荷も増加傾向が続く。濵田会長は「海外市場のニーズを的確に捉え、長期的な視点で着実に取り組んでいきたい」と語っていた。