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熊本地震で18万泊キャンセル、鹿児島県が60%割引の観光支援策を即日可決…シルバーウィーク前に異例の速さ
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熊本地震で18万泊キャンセル、鹿児島県が60%割引の観光支援策を即日可決…シルバーウィーク前に異例の速さ

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熊本地震の影響で鹿児島県内に生じた宿泊キャンセルは、8月末時点で18万泊余り、被害額は少なくとも22億7000万円にのぼる。失われた夏の旅行需要を取り戻すべく、県は異例の速さで動いた。9月11日、県議会の9月議会が開会し、県独自の観光支援策「かごしま観光応援割」実施のための補正予算案4億5000万円が即日可決された。

県議会の9月議会では、総額140億円余りにのぼる補正予算案などが提案された。そのなかに盛り込まれた「かごしま観光応援割」関連の費用4億5000万円は、開会当日に採決という異例の対応がとられた。

塩田知事は「1日でも早い執行が必要であることから、速やかな御審議をお願い申し上げます」と議会に訴えた。熊本地震によって主要な交通手段が寸断されたことが宿泊キャンセルの大きな要因となっており、シルバーウィークを前に一刻も早く新たな需要を喚起する必要があると県は判断した。

「かごしま観光応援割」の内容を整理しておこう。

実施期間は9月14日から10月13日までのおおむね1カ月間。割引率は6割で、割引の上限は1人につき2万円となっている。対象となるのは県内での宿泊を伴う旅行商品で、国の「九州ふっこう応援割」と同等の水準での割引が受けられる。予算がなくなり次第、終了となる点には注意が必要だ。

期間中には、9月18日に九州新幹線の全線での運行再開も控えており、交通アクセスの回復と観光需要の喚起が重なるタイミングを狙った設計となっている。県としては10月中旬からの国による「九州ふっこう応援割」の実施につなげることで、切れ目のない支援を行いたい考えだ。

利用にあたって注意したいのは、すでに確保している予約は割引の対象外になるという点だ。割引を受けるためには、現在の予約をいったんキャンセルし、改めて予約し直す必要がある。

特設サイトは9月11日午後7時に公開され、14日以降は準備が整った事業者から順次予約を受け付ける予定となっている。詳細はこの特設サイトで確認できる。

可決を受け、塩田知事は「しっかりとこの期間にキャンセル分を取り戻せるように、県民の皆さんにもかごしま観光応援割を使ってもらえればと思う」と語った。さらに「人が来ることで本県の基幹産業である観光関連産業全体が力強く復旧していくことを期待」と続け、県民自身も積極的に制度を活用するよう呼びかけた。

観光は鹿児島県にとって基幹産業のひとつだ。今回の支援策が地域の宿泊業や観光関連事業者の回復にどこまで貢献できるか、シルバーウィークの動向が注目される。