早朝の屋久島で何が… 大工の男性(80)が空き地で撲殺 逮捕の男(84)は「事件のことはよく分からない」
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鹿児島県屋久島町の空き地で、大工の山﨑喜文さん(80)が棒のようなもので複数回殴られ死亡した。殺人の疑いで逮捕・送検されたのは、同町在住の無職・馬場武成容疑者(84)。山﨑さんの家族は「2人が偶然出会ったのではないか」と推察しており、静かな島のコミュニティに衝撃が広がっている。事件が発生したのは、9月11日午前6時20分ごろのことだ。屋久島町栗生の空き地で、近くに住む山﨑喜文さん(80)が頭などを棒のようなもので複数回殴られ、殺害された。
現場を目撃した住民はその状況をこう語っている。
「1人は倒れて顔が腫れていて、もう1人は座っていて顔から血をいっぱい流していた」
凄惨な光景が広がる中、警察は捜査を開始。殺人の疑いで、屋久島町中間に住む無職の馬場武成容疑者(84)を13日までに逮捕・送検した。また14日行われた司法解剖の結果、山﨑さんの死因は出血性ショックだったことが分かった。
事件当日の朝、馬場容疑者とすれ違ったという住民は、その様子について次のように証言している。
「普段と変わった様子はなかった。話もして『頑張ってよ』と声をかけられた」
日常的なやりとりをしていたわずか数時間後に、事件は起きた。馬場容疑者が暮らす屋久島町中間と、事件現場のある栗生は約2キロ離れている。しかし馬場容疑者は、栗生の商店に毎日のように買い物に来ていたという。
商店の店主はこう話す。
「(馬場容疑者は)毎朝7時ごろ買い物に来る。11日は遅いと思ったら事件になっていた」
亡くなった山﨑さんは、毎日朝か夕方に1時間ほど散歩するのが日課だった。山﨑さんの自宅、事件現場、そして馬場容疑者が毎日通う商店は比較的近い距離にある。こうした生活圏の重なりから、山﨑さんの家族は「2人が偶然出会ったのではないか」と推察している。
家族は鹿児島テレビの取材に対し、「馬場容疑者と面識はあったと思うが、トラブルについては聞いたことがない」とも語っており、2人の間に具体的な確執があったかどうかは現時点では明らかになっていない。
警察は事件現場から複数の棒のようなものを押収しており、その中に犯行に使われた凶器があるとみて捜査を進めている。
馬場容疑者は警察の調べに対し、「事件のことはよく分からない、弁解することはない」と話しているという。
警察は現在、2人の間にトラブルがあったかどうかも含め、事件の経緯について詳しく調べている。島の日常に溶け込んでいた2人の間に、いったい何があったのか。捜査の行方が注目される。