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天城町農業センター修了式 Uターン熟年ペア、新規就農へ 1年間の研修終える 鹿児島県
自然・火山 奄美新聞 👁 1

天城町農業センター修了式 Uターン熟年ペア、新規就農へ 1年間の研修終える 鹿児島県

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 【鹿児島県・徳之島】天城町農業センター(同町瀬滝、黒橋由加里所長)で15日、2025年度研修生修了式があった。台風18号被害での延期を乗り越え、Uターンして新規就農を目指す熟年の研修生2人が1年間の研修課程を修了。晴れて修了証書を手にし、引き続き町の農業用ハウス無償貸与制度を活用して就農への一歩を踏み出した。

 修了したのは、独立行政法人の元研究機関職員、岡村幸吉さん(60)=岡前=と、元タクシー乗務員の島光彦さん(68)=浅間。2人とも農業経験は幼少期からの手伝い程度でほぼ未経験からのスタートだった。

 研修では、メロンやパッションフルーツ、マンゴーなど園芸作物栽培の基礎と実践的技術を習得。当初は道具の扱いにも苦労したが、1年間の研修を重ね、栽培技術を身につけたという。

 式典には、天城町の森田弘光町長や大島支庁徳之島事務所の狩集一彦農業普及課長ら関係者が出席した。

 黒橋所長は冒頭、8月末に予定されていた修了式が、直前に襲来した台風18号の影響で延期されたことを説明。農業センターも停電や断水、館内冠水など大きな被害を受けたが、修了生2人も片付けや復旧作業に協力したことに触れ感謝した。

 森田町長は、台風被害からの復旧に尽力した2人をねぎらいつつ「これからもハウスを2年間無償で活用して自立を目指してほしい」と激励。2人に修了証書を授与した。

 岡村さんはマンゴーを中心に栽培技術をさらに高める考えを示し、島さんはタマネギをはじめとする野菜栽培に本格的に挑戦したいと抱負を語った。

 来賓の激励を受けた後、2人が丹精込めて育てたパッションフルーツに、地場産黒糖とシークニン(シークワーサー)を合わせた特製コンフィチュール(ジャム)の炭酸水割りで乾杯。弾ける泡とともに、農業の道へ新たな一歩を踏み出す2人の門出を祝った。

 2人は町の農業用ハウス無償貸与制度(2年間)を活用し、実践を重ねながら就農自立を目指す。