「ポリオのない未来へ」 慈善公演で楽しみながら啓発 ロータリー奄美
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ポリオ(急性灰白髄炎)根絶を願うチャリティーコンサート「END POLIO NOW」(国際ロータリー第2730地区奄美グループ主催)が25日、鹿児島県奄美市名瀬のアマホームPLAZAで開かれた。家族連れや地域住民ら約200人が来場し、吹奏楽演奏やマジックショー、島唄を楽しみながらポリオ根絶への思いを一つにした。国際ロータリーは1905年、米国シカゴで発足した国際的奉仕組織。79年にフィリピンで子どもたちに対し免疫活動(予防接種)を実施して以来、ポリオ関連プロジェクトは世界中で続いている。
ポリオは、ポリオウイルスによって引き起こされる感染症で、主に5歳以下の子どもに多い「小児まひ」として知られる。感染者の便から排出されたウイルスが口から入ることで感染し、重症化すると手足のまひなどを引き起こし、最悪の場合は死亡に至る恐れがあるが、ワクチンで予防可能。
奄美グループ(西本幸則ガバナー)は奄美、奄美中央、奄美瀬戸内、奄美中央ローターアクトのロータリー4クラブで構成。同コンサートは初開催した昨年に続き2回目。世界のポリオ根絶活動の重要性やロータリークラブの取り組みの周知などが目的で、会場入り口前ではポリオに関するパネル展示なども催した。
ステージはアマービレ吹奏楽団の演奏で開演。講話した喜入厚医師(介護老人保健施設虹の丘施設長)は、ポリオの概要や感染経路を説明し「一人一人の理解と行動が必要。ポリオのない未来へ、共に歩んでいきましょう」と呼び掛けた。
唄者の前山真吾さんと平田まりなさんによる島唄ショーでは「イトゥ」や「ワイド節」など計7曲を披露。三線と太鼓が伴奏する最後の六調では客席から会員や観客が次々に舞台に飛び入り参加し、会場が一体となってフィナーレを迎えた。
同グループの重信千代乃ガバナー補佐はあいさつで「私たちの島には『結いの心』が根付いている。奄美とロータリーの心が広がっていってほしい」と話した。活動支援のための募金も会場内外で行われ、多くの来場者が支援へ心を示した。
訪れた奄美市在住の70代女性はステージショーなどを振り返り、「楽しくてしょうがなかった」と満足した様子だった。