エンジン停止、航行不能となったフェリー屋久島2―発電燃料に海水混入、仕切り材が老朽化か
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フェリー屋久島2(全長122メートル、3392トン)鹿児島県垂水港沖で28日に航行不能となった問題で、発電機に使う燃料タンクに海水が流入していたことが30日、複数の関係者への取材で分かった。船内を仕切る隔壁の不具合で混入し、故障した可能性がある。運航する折田汽船は欠航期間を5月6日まで延長すると発表。車両や生活物資の代替輸送のため、鹿商海運の貨物船「ぶーげんびりあ」を2〜6日の間、計3日間チャーターし臨時運航する方針。関係者によると、燃料タンクは、船のバランスを調整するため海水を入れる「バラストタンク」と隔壁で仕切られている。隔壁の1カ所に不具合が発生し、海水の混じった燃料が発電機に使われたという。
30日はタンクの水や燃料を抜き、海水混入と不具合があった箇所を特定した。老朽化でひびや穴が空いたとの見方がある。今後、鉄材や海水が付着した発電機の部品を修復・整備する。
運輸安全委員会は同日、原因について調査する方針を明らかにした。
折田汽船によると、5月2〜6日まで車両積載の予約は上りと下り合わせて約400件あった。
フェリーは28日午前8時半に鹿児島港を出港し、約1時間後に発電機が故障しエンジンも停止した。約3時間半、漂流状態となり、民間のタグボートがえい航した。