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食品ロス削減へ店と客をマッチング――鹿児島市の無料サービス「かごしまタベスケ」が徐々に浸透 25年度末までに408キロの廃棄減
総合 南日本新聞 👁 3

食品ロス削減へ店と客をマッチング――鹿児島市の無料サービス「かごしまタベスケ」が徐々に浸透 25年度末までに408キロの廃棄減

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 食品ロスを、店と利用者のマッチングによって削減する鹿児島市の取り組み「かごしまタベスケ」が軌道に乗ってきた。スマートフォンやパソコンなどを使って、売れ残ったり消費期限が近づいたりした商品を割引価格で提供するサービス。2025年度の取引成立回数は、見込んでいた370回の1.47倍にあたる544回。24年8月に始まり、25年度末までに約408キロの食品ロス削減につながった。

 食品を販売する事業者側は廃棄量・処分料を減らすことができ、消費者側は通常よりも割安で購入できる「ウィンウィン」のシステム。消費者はスマホで目当ての物を予約し、そのあと店で料金を支払い商品を受け取る流れだ。割引率は各店が自由に設定する。利用料は双方無料だ。

 中町のフルーツパーラー「天文館果実堂」は、25年春からタベスケに参加している。消費期限を当日に迎えるフルーツサンドやシフォンケーキを定価の20~30%引きで出品する。「早いときには数分で注文が入る」と七村瑞恵店長(51)。タベスケ参加前に比べて食品廃棄量は8割ほど減り「店にもお客さまにもいい。もっと広がってほしい」と期待を寄せる。

 取引成立回数720回を目指している本年度は、周知広報活動を強化しようと鹿児島国際大学と連携する。同大キャンパスにはタベスケ参加店が2店あり、25年度は学生の協力を得て大学内でチラシを配るなどPRに取り組んだ。学生の利用者拡大に力を入れる。

 市資源政策課によると、25年度末時点で46店が協力、利用登録者は4870人。出品回数が低調な時期もあったが、参加店を訪問し出品方法などを助言してじわじわと数字を伸ばした。内村一夫課長は「まずは天文館や鹿児島中央駅周辺を積極的に訪問したい。参加店や利用者を増やす伸びしろはまだまだある」と手応えを感じている。