米軍オスプレイが屋久島沖で墜落し乗組員8人死亡、機長を容疑者死亡のまま書類送検…氏名は「不詳」
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2023年11月に鹿児島県屋久島沖で米軍の輸送機「CV22オスプレイ」が墜落し、乗組員8人全員が死亡した事故で、第10管区海上保安本部(鹿児島市)は15日、同機の機長を容疑者死亡のまま航空危険行為処罰法違反と業務上過失致死の疑いで鹿児島地検に書類送検した。10管は米側が明らかにしなかったとして、機長の氏名を「不詳」としている。発表によると、オスプレイは米空軍横田基地(東京)の所属。機長は同年11月29日、「プロップローター・ギアボックス」と呼ばれる変速装置の故障を示す警報が出たのに速やかに緊急着陸せず飛行を続けた結果、機体を墜落させ、搭乗員7人を死亡させた疑い。
米空軍は24年8月に公表した事故調査報告書で、ギアの損傷などでエンジンの動力が伝わらなくなり、故障と人為的ミスが重なったことが原因と結論づけた。事故を受け、米軍は全世界でオスプレイの運用を一時停止した。
10管は墜落現場の状況や同機の残骸の写真などを基に捜査。外務省や防衛省を通じ、米政府に機長の氏名などの情報提供を求めたが、回答が得られなかったという。