鹿児島県・奄美看護福祉専門学校 成長誓い「戴帽式」2年生29人に
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奄美看護福祉専門学校(向井奉文校長)看護学科の2026年度「第31回戴帽式」が19日、奄美市名瀬の奄美川商ホール(文化センター)で行われ、2年生29人(男性12人、女性17人)が純白のナースキャップを授かった。近代看護の母、ナイチンゲールの「看護の心」を表すろうそくの火を受け継いだ戴帽生は、全員で誓いの言葉を唱和、看護職としての決意を新たにした。戴帽式は、基礎学習を終えた2年生が、病院実習などに臨む直前に職業意識を高め、責任の重さを自覚するため行われる。
式が始まると、会場は照明が落とされ、凛とした静寂に包まれた。学生は一人ずつ登壇、ナースキャップを授かると、ナイチンゲール像の灯火を自身のろうそくに移す「継灯の儀」に臨んだ。
「献身と博愛」の精神を引き継ぐという思いを込めて、「われは心より医師を助け、わが手に託されたる人々の幸せのために身を捧げん」とのナイチンゲール誓詞を唱和した。
式辞した向井校長は「看護学を目指す者にとって真の出発の日となる」と語り掛け、「今日できることを明日に延ばすな」との言葉を贈り、勤勉に生きることの重要性を説いた。
戴帽生を代表し、杉崎綾子(すぎざき・りょうこ)さん(47)が「人の痛みに寄り添う仕事は人にしかできない。我々は人に尽くす看護の道を選んだ。思いやりの気持ちを胸に安心を届けられる存在に成長する」と誓いの言葉を述べた。
杉崎さんは、東京都出身で4年前に奄美大島に移住。歯科衛生士として市内で働いていたが、島の医療の現実を知り、看護師となり向き合う決断をした。「初心を忘れず常に学び続け、思い描く看護師像をまっすぐ目指す」と決意を新たにしていた。