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徳之島署 ファミマ亀津北店・城さんに感謝状 投資詐欺被害を未然に防止 鹿児島県
事件・事故 奄美新聞 👁 1

徳之島署 ファミマ亀津北店・城さんに感謝状 投資詐欺被害を未然に防止 鹿児島県

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 【鹿児島県・徳之島】徳之島署(黒江一宏署長)は24日、投資詐欺疑いの特殊詐欺事件を未然に防いだとして、徳之島町亀津の㈱義村商店「ファミリーマート亀津北店」店員、城(しろ)定広さん(47)に感謝状を贈呈した。

 同署によると、城さんは今月上旬の午後1時半頃、「お金の支払い方が分からないので教えてほしい」とギフトカードの購入に訪れた70代の男性客に対応した。男性の携帯電話の画面を確認したところ、「金額を山分けする」などのメッセージを発見し、投資詐欺やロマンス詐欺の可能性が高いと判断。ギフトカードの購入をやめるよう説得した。

 その後、店内のレジが混み合ってきたため、別の女性スタッフに対応を引き継いだ。男性が一度店外へ出た際も、店員同士が連携して居場所を確認し、警察が到着するまで見守りを続けたという。

 同署によると、男性は過去に2回、別の店舗や窓口を通じて現金を振り込んでいた。今回は「プリペイドカード(1980円分)を購入し、番号を教えるように」と指示されていた。少額の支払いを入り口に高額な投資被害へ拡大させる可能性があったとみられる。

 城さんは、「自分一人の力ではなく、スタッフ間で連携し、フォローし合えたからこそ未然に防ぐことができた」と振り返り、周囲への感謝を口にした。同店では過去にも、40代男性を狙ったプリペイドカード詐欺を未然に防いだ実績がある。

 同署は今回の事案について、男性が独り身で、「メールを止めてしまうと相手をしてくれる人がいなくなり寂しくなる」との思いから、詐欺と疑いながらも連絡を断ち切れなかった可能性があると分析。〝コミュニケーションへの飢え〟が背景にあったのではないかと指摘する。

 同署管内では昨年1年間の特殊詐欺被害の認知件数が7件、被害総額はじつに約9500万円に上った。手口としてはSNSを通じて投資話を持ち掛ける「SNS型投資詐欺」、恋愛感情を利用する「SNS型ロマンス詐欺」、警察官をかたる「ニセ警察詐欺」などの順に多い。認知件数は〝氷山の一角〟との指摘も。

 同署は、詐欺対策アプリ「サギバスター」などの活用を呼び掛けるとともに、現金の振り込みや電子マネーの購入などを求められた場合は、「1人で判断せず、家族や警察に相談してほしい」と注意を促している。