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鹿児島県 奄美空港25年度乗降客数 伸び大阪線著しく コロナ禍前比較 沖縄線は1万人近くも減少
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鹿児島県 奄美空港25年度乗降客数 伸び大阪線著しく コロナ禍前比較 沖縄線は1万人近くも減少

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 国内の主要都市や群島間を結ぶ路線がある奄美空港(奄美市笠利町)の2025年度(25年4月~26年3月)路線別乗降客数が明らかになった。8路線が就航するが、合計で前年度(2・8%増)を上回っただけでなく、新型コロナウイルス前の19年度(0・2%増)も上回った。路線別で伸びたのは東京(羽田・成田)、大阪(伊丹・関西)で、なかでも大阪線はコロナ禍前と比較しても伸びが著しかった。

 路線別状況は同空港管理事務所の発表値を基に空港ターミナルビル㈱が作成した。同空港の乗降客数の最高は18年度の89万1285人。88万6293人となった25年度はこれに次ぐ数だ。

 路線別でみた場合、前年度比で増加したのは東京線(7・8%増の18万9545人)と大阪線(12・1%増の15万9147人)の2路線。発着便数が最も多い鹿児島線は0・7%減の38万9681人となり、わずかながら下回った。鹿児島線乗降客数の全体に占める割合は43・97%。福岡線も微減(0・8%減の4万1459人)。奄美群島振興交付金を活用し鹿児島間同様運賃軽減策が施されている沖縄線は2・7%減の1万1367人。直行便ではない乗り継ぎの不便さが響いている。群島間の路線で減少率の最大は与論線(7・4%減の1万270人)だった。

 増加率最大の大阪線は4月(55・8%増)、5月(42・5%増)、6月(59・2%増)の3か月間の伸びが著しい。これは前年度LCC(格安航空会社)の運休があった関係で、25年度は通年運航となったものの、夏場を除き毎日ではなく減便が続いている。LCCは東京線を含めて奄美空港には2路線が就航するが、需要が多いだけに減便のない安定運航が課題だ。

 コロナ禍前の19年度と比較すると、上回ったのは大阪(19・3%増)と福岡(0・6%増)の2路線。逆に減少率が著しいのは沖縄線。45・7%減とほぼ半減しており、2万918人だった乗降客数が9551人減と1万人近くも減少した。

 25年度の乗降客数を月別にみると、最多は8月の9万4798人。7月(7万9916人)と9月(7万8285人)を含めた夏場3か月間の計は25万2999人で、この期間で全体の28・55%と3割近くを占めた。

 25年度の奄美空港乗降客数は過去2番目の多さとなったが、奄美市内の宿泊施設関係者からは「ホテルの開業が相次ぎ、施設が増えているためだろう。分散しているのか観光客が増え、宿泊客が増加しているという実感はあまりない。厳しい状況にある」との受け止めだ。