小中学生がマイクラに挑戦 「廃校リノベ」で自己表現 「多くの子どもたちに広めたい」 奄美市のデジタルベースMINEで 鹿児島県
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3Dブロックで仮想世界を作るゲーム「マインクラフト」(教育版)を活用したワークショップ「廃校リノベーション 自分の『好き』をカタチにしよう」が3日、鹿児島県奄美市名瀬のデジタルベースMINEであった。島内外の小中学生11人が参加し、「みんながワクワクする場所」をテーマにアイデアを共有。理想の空間を協力し合い、創り上げた。主催はNPO法人フリースクールMINE(林花穂代表理事)。不登校傾向の子どもたちの居場所づくりや学びの支援が目的で、講師はNPO法人デジタルものづくり協議会(本部・東京都)佐賀事務所の栗原咲子副代表理事(40)と本城ゆみさん(31)が務めた。
ワークショップは座学から始まり、日本国内で相次ぐ公立小中学校の廃校について、現状を報告。施設が残る廃校数は7398校(2021年時点)に上り、「毎年400~500校が廃校になっている」と説明した。
2部制で午前の部は、不登校傾向にある子どもたちが集まり、体育館を「祭りの広場」に変えるなど利活用に挑戦。午後の部は、帰省中の小中学生らも参加し、共有したアイデアを基に、理想の場所作りに励んだ。
最後は子どもたちが作品を発表。「アイデアは掛け算」と創作方法を伝えた本城さんは「現実でいろいろな問題が起きてもアイデアで乗り越えて」と呼びかけた。
午後の部に参加した金久中3年の南義近さん(14)は「図書室や保健室のように落ち着く植物園を作った。状況把握をしながら、協力して作業を進められた」。小宿小6年の田中優之介君(11)はサッカーもできるグラウンドを整備し「時間がない中、違う考えを持ちあって取り組めた」と振り返った。
教育版マインクラフトは、鹿児島県では伊佐市が全小中学校で導入するなど、全国の教育機関でも積極利用が見られる中、林代表理事(52)は「デジタルを用いた物づくりは自己発見や友達作り、勇気を持つ機会などを体験してもらうことが最終的な目標。今回は不登校傾向にある子どもたちが前提にあったが、今後は幅広く多くの子どもたちに広めていきたい」と希望を語った。