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川村さん(喜界町)3回目金賞 日当たり恵まれ 糖度最高の18・0度 島外出荷船舶減便で「新鮮なもの届けられない」 奄美大島・喜界島マンゴー品評会 鹿児島県
自然・火山 奄美新聞 👁 2

川村さん(喜界町)3回目金賞 日当たり恵まれ 糖度最高の18・0度 島外出荷船舶減便で「新鮮なもの届けられない」 奄美大島・喜界島マンゴー品評会 鹿児島県

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 第11回奄美大島・喜界島マンゴー品評会(県園芸振興協議会大島支部主催)が4日、県農業開発総合センター大島支場であった。両島の6市町村から前年度より1点少ない10点の出品があり、審査の結果、喜界町塩道の川村英幸(ひでゆき)さん(67)が今回で3回目となる金賞を受賞。糖度が18・0度と断トツの高さで、果樹園の日当たりの良さが品質の高さにつながっているが、減便が続く船舶運航が島外出荷に影響を与えている。

 両島におけるマンゴーの生産振興及び技術向上、地元報道機関のプレゼント企画により広くPRを目的に開催。今回の出品は奄美市2点(名瀬地区のみ)、龍郷町、大和村、宇検村、瀬戸内町各1点、喜界町4点の出品があり、審査は大島支場の福田健支場長を審査委員長に、同支場や大島支庁農政普及課、奄美市奄美大島選果場管理運営協議会、JAあまみ大島事業本部の各果樹担当者が務めた。果皮の着色、同障害(病害虫による被害など)、玉ぞろい、糖度の四つを審査項目に、金賞1点、銀賞と銅賞各2点を選出した。

 品質分析により、糖度の平均は15・7度で、前年度(16・1度)より0・4度低かった。最高は前年度(17・6度)を上回った。講評で福田支場長は今年度の生産について「1~3月の低温が開花に影響し、6~7月は台風襲来で事前対策やハウスの管理が求められた」と述べ、出品されたマンゴーについては「内容・外観とも素晴らしい果実。平均糖度が高く安定しており、技術向上のたまもの。金賞の川村さんの果実は糖度が最も高く、外観も優れていた」とたたえた。

 24年度の品評会でも金賞を受賞している川村さん。鉄骨ハウスを設けての果樹園面積は12㌃。早町地区の高台にある平家森に立地し、「朝日から西日と日当たりに恵まれているのが糖度の高さにつながっているのではないか」と語り、「5~6月は雨が多く、7月以降は晴天続きと気象条件的に栽培が難しかった」。発達したまま接近する見通しの台風13号については「風があたりやすいだけにハウスの補強など事前対策を徹底したい」と話した。

 今期の収穫は7月10日前後から始まり、今月10日前後まで続く。高級品のマンゴーは贈答(お中元用)需要があり、ほとんど島外に出荷されるが、船舶の運航が支障を与えている。喜界島に寄港する奄美海運のフェリー「あまみ」「きかい」のうち、故障により「あまみ」の運休が続いているため。週5便が現在は週3便(火曜・木曜・土曜)運航にとどまっている。川村さんは「減便によって新鮮なマンゴーを届けることができず困っている。寄港する回数が減っているのに、台風で欠航が長期化すれば注文に対応できない」と語り、出荷への影響が避けられない厳しい状況だ。

 大島支庁農政普及課によると、今年度の両島のマンゴー生産見込み(7月聞き取り)は栽培戸数173戸、面積18・5㌶、生産量60・4㌧。生産量は3割近く減少する見通しだ。

 金賞以外の受賞者は次の通り。(敬称略)

 銀賞=宮田到(大和村)、杉浦陽紀(宇検村)▽銅賞=田原直美(瀬戸内町)、高岡果樹園(喜界町)