鹿児島県 亀津ラジオ体操会 健康づくり交流で半世紀余 台風後の清掃ボランティアも
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【徳之島】徳之島町亀津児童公園を拠点に、半世紀以上にわたってラジオ体操を通じた健康づくりで交流を続ける「亀津ラジオ体操会」(幸野善治会長)は10日朝、体操後に清掃ボランティア活動を行った。台風13号の高潮で公園周辺に打ち上げられた漂流ごみを回収し、自主的な環境美化もアピールした。住民ら自主活動の同体操会は約55年前、近くに住む永浜安雄さん(故人)ら当時の住民有志が始めた自主的なラジオ体操が前身。その後も早朝ラジオ体操を継続し、町の「健康のまち宣言」の推進とも歩調を合わせて地域の健康づくり活動の範を示す存在ともなってきた。
昨年からは、町公民館講座のリズム体操講師で、一級ラジオ体操指導士(全国ラジオ体操連盟認定)の長畑豊美さん(亀津)らも本格的に活動に加わりサポート。改めて「亀津ラジオ体操会」と命名。子どもから高齢者まで常時30~50人の幅広い世代が参加する地域の交流の場となっている。
台風13号が通過した翌日の9日朝、ラジオ体操再開に児童公園に集まった仲間たちは、公園横の防波堤を越えて打ち上げられたおびただしい漂着ごみを確認。翌10日に清掃ボランティア活動を行うことを決めていた。
この日は夏休みを利用した帰省客らを含む老若男女約100人がほうきやごみ袋を手に参加。日頃はリズム体操も加えるが、NHKラジオに合わせて第1、第2体操のみで体をほぐした後、周辺の清掃に取り組んだ。
幸野会長(75)は「特別な放送や呼びかけではなく、体操後に『自分たちの周りをきれいにしよう』とグループLINEで呼びかけ合った。健康づくりだけでなく、地域や職場の環境美化意識、ボランティア精神を高める波及効果につながれば」と話した。
参加者の一人・南カネ子さん(90)は「これまでは畑仕事があり参加する機会がなかったが、昨年夏に東京から訪れた孫たちと一緒に参加したことをきっかけに、毎朝通うようになった」。そして「健康づくりだけでなく、普段は忙しくて会えない地域の人たちや、これまで知らなかった人たちとも一緒に集まって交流できるのがうれしい」と笑顔を見せた。