喜界ゴマ 7割の減収見込む 台風強風で倒伏、折損、落葉 鹿児島県
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台風13号による農作物被害で鹿児島県喜界町では、特産品の白ゴマで深刻な被害が出ている。町によると島内全域にわたっており、倒伏や折損、落葉により7割の減収を見込む。日本一の生産量を誇る同島の白ゴマは昔から作られている在来種で、サトウキビの収穫と植え付けの間に作られる換金作物となっている。強い香りが特徴。国内の製油メーカーと取引されているが、黒糖菓子といった加工品の素材などとしても人気が高い。
町営農支援センターによると、今年の栽培面積は約50㌶、栽培戸数は約250戸。戸数は前年と変わらないが、面積は3分の1にまで減少した。生産量の推移は2022年56㌧と50㌧を超えたが、23年15㌧、24年8・6㌧と両年は台風被害で大幅に減少。同被害がなかった25年は17㌧まで回復、今年は20㌧を見込んだものの、台風被害で再び低迷しそう。収穫は9月から本格化する予定だった。
同センターは「6月に播種(はしゅ)し、台風6号の被害後はまき直すことができたが、今回の被害で大幅な減収となる。生産農家は、台風被害は仕方がないと受け止めている」と話す。サトウキビとの間作でゴマを生産しているが、干ばつの影響が懸念されていたキビの方は今回の台風による降雨が「恵みの雨」となり生育は持ち直しているという。
なお、同町では9月3、4日に日本ゴマ科学会の現地検討会が予定されている。国産ゴマ生産地(約10か所)間の情報ネットワークをつくり、生産地間持ち回りで年1回、生産地における現状報告会と栽培現場の見学会を開催するもの。栽培、加工、販売の情報交換を通じ、国産ゴマ生産地の活性化を図ることが目的で、喜界町では初日に栽培ほ場など島内視察、二日目は町役場多目的室で講演がある。初開催になり、全国各地の生産者やメーカー(ゴマ関連商品販売者、機械メーカーなど)、研究者などが来島する。