鹿児島県 愛鳥家の庭に白いヒヨドリ 名瀬小浜町 2年連続姿現す
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奄美市名瀬小浜町の小高い丘の上に建つ住宅の中庭に7月下旬、〝白いヒヨドリ〟が姿を現し、家人の心を癒している。積山秀和さん(84)は、自宅の庭で昨年7月初めて目撃した白い鳥の事が気になっていた。1年後の今年7月25日、この鳥は茶色のヒヨドリとともに再び庭を訪れた。
鳥は、積山さんが以前から設置していたバードバス(鳥の水浴び場)で水浴びをすると、山の方へ帰っていく。こんな光景が1週間続いた。
普段、鳥の写真を撮ることはほとんどなかったという積山さん。「なんという鳥か気になってカメラを向けた」という。
写真を見た奄美野鳥の会会員の高(たかし)美喜男さんは、「ヒヨドリの亜種アマミヒヨドリ。目が赤くないことから、アルビノではなく白変種(突然変異による色素異常)だろう。野鳥の会でも、30年以上さかのぼらなければ記録はないと思う」と話した。
白いヒヨドリは、日本各地で毎年数例の目撃例があるが、発現する可能性は極めて低く、数万~数十万分の一といわれる。また、白い体は自然界では目立つため、カラスなどの天敵に見つかりやすく生存する確率はさらに低くなるという。
2年連続で姿を見せた積山さんの庭は、野鳥が身を隠す木々が茂り、年間を通してメジロやヤマガラ、シジュウカラといった野鳥が姿を見せる。ヤマガラは、積山さんが設置した巣箱で毎年のように営巣しているという。
積山さんの家族は「家は山手の立地で自然も豊か。庭にはいつも鳥がくる。家の中から鳥を見ることが両親にとって幸せな時間になっている」と話した。