鹿児島県 中原さん(面縄中)優秀賞 「境界線越えようとし続ける意思必要」 平和へのメッセージ 知覧スピーチコン
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【鹿児島】平和へのメッセージfrom知覧第37回スピーチコンテストは15日、南九州市の知覧文化会館であった。奄美関係では、中学生の部で登壇した中原瑠唯さん(面縄中3年)が準グランプリにあたる優秀賞に輝いた。コンテストは「あした いのち かがやけ」をテーマに、命の尊さや恒久平和の大切さを訴えるメッセージを、毎年終戦の日に特攻基地のあった知覧から発信している。37回目となる今回は県内を中心に、全国から中学生の部1083点、高校生の部801点、一般の部43点の応募があった。予備審査の結果、中学生3人、高校生4人、一般1人が本選出場を果たした。
8人の登壇者の一番手だった中原さん。「境界線を越えて」の演題で曽祖父・納忠徳さん(96)の言葉をきっかけに「戦争」を「現実のこと」として考えるようになったエピソードを語った。
テレビの戦争のニュースを目にし、戦争時代の曽祖父の昔話を耳にしても「画面の向こう側の出来事」「遠い過去の出来事」と感じていた。
「戦争はしたくありません。もう二度としてはいけません」。小学5年生の夏休みの自由研究で忠徳さんの体験談を聞いた際の真剣な言葉に「心臓をつかまれるような衝撃」を受けた。それまで心の中に「境界線」を引き、戦争は画面の中や過去の出来事だと無意識に考えていたが「私たち一人一人が積み重なった先に無関心という壁ができ、その壁が社会を分断し、やがて戦争へと発展していく」と考えるようになった。平和を実現するためには「境界線を越えようとし続ける意思が必要」と訴えた。
「緊張したけれども、練習した通りに気持ちを伝えることができました」と中原さん。「これからは相手のことも自分のこととして考えられるように心がけたい」と話していた。