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本場大島紬を次世代に…地域おこし協力隊候補がインターン 鹿児島市
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本場大島紬を次世代に…地域おこし協力隊候補がインターン 鹿児島市

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 伝統的工芸品「本場大島紬(つむぎ)」の職人の減少を受け、産地の鹿児島市は、地域おこし協力隊の枠組みを使って後継者育成に乗り出す。8月1~3日には、隊員の最終選考を兼ねたインターンシップがあり、鹿児島県外在住の候補者6人が職人の仕事を体験した。

 1日、鹿児島市大島紬のり張りセンターでは、62人の応募者から隊員候補に絞られた22~30歳の女性6人が、伝統工芸士の説明を聞き、メモをとったり、作業を食い入るように見つめたりしていた。

 武蔵野美術大(東京)の4年生、久永志帆さん(22)は、大学の講義で初めて大島紬について知り、一度ほどいて織る工程に「衝撃を受けた」という。この日、実際に工程を体験し、「手作業だからできる織物だと実感した」と話した。

 本場大島紬は奄美大島で生まれた絹織物。1975年に国の伝統的工芸品に指定され、奄美大島と鹿児島市周辺、宮崎県都城市でつくられている。

 本場大島紬織物協同組合(鹿児島市)によると、ピークだった1976年には約100万反が生産されていたが、2025年は約1万反に減少。組合に加盟する職人らの数は25年度約400人で、14年度と比べて半数以下になった。

 柄の設計や糸にのりをつけて干すのり張り、染色した絣(かすり)糸を一度ほどいて再び織るなど30を超える工程があり、分業されているため、技術をつないでいくことが難しいという。

 地域おこし協力隊員の募集は2人。任期は27年度から最長3年で、採用されると組合が雇用し、職人に付いて一通りの工程を学ぶ。市が経費を負担し、国からは全額交付税措置が受けられる見込みだという。

 組合の川畑吉弘専務は「分業しているので、一つの工程が欠けるとつくれなくなる。一連の工程を学んで職人がいない工程を埋めてもらい、指導者になって次の世代につないでいってもらいたい」と期待する。工程を説明したり、実演したりした鹿児島地区本場大島紬伝統工芸士会の暁正文会長(77)は「大島紬は、時代時代に新しい技術が生まれて発展してきた。新しい発想で新風を吹き込んで欲しい」と話した。

 本場大島紬の後継者育成をめぐっては、県も数年前からインターンを実施していて、参加者の新規雇用につなげている。(中島健)

 伝統的工芸品「本場大島紬(つむぎ)」の職人の減少を受け、産地の鹿児島市は、地域おこし協力隊の枠組みを使って後継者育成に乗り出す。8月1~3日には、隊員の最終選考を兼ねたインターンシップがあり、鹿児島県外在住の候補者6人が職人の仕事を体験した。

 1日、鹿児島市大島紬のり張りセンターでは、62人の応募者から隊員候補に絞られた22~30歳の女性6人が、伝統工芸士の説明を聞き、メモをとったり、作業を食い入るように見つめたりしていた。

 武蔵野美術大(東京)の4年生、久永志帆さん(22)は、大学の講義で初めて大島紬について知り、一度ほどいて織る工程に「衝撃を受けた」という。この日、実際に工程を体験し、「手作業だからできる織物だと実感した」と話した。

 本場大島紬は奄美大島で生まれた絹織物。1975年に国の伝統的工芸品に指定され、奄美大島と鹿児島市周辺、宮崎県都城市でつくられている。

 本場大島紬織物協同組合(鹿児島市)によると、ピークだった1976年には約100万反が生産されていたが、2025年は約1万反に減少。組合に加盟する職人らの数は25年度約400人で、14年度と比べて半数以下になった。

 柄の設計や糸にのりをつけて干すのり張り、染色した絣(かすり)糸を一度ほどいて再び織るなど30を超える工程があり、分業されているため、技術をつないでいくことが難しいという。

 地域おこし協力隊員の募集は2人。任期は27年度から最長3年で、採用されると組合が雇用し、職人に付いて一通りの工程を学ぶ。市が経費を負担し、国からは全額交付税措置が受けられる見込みだという。

 組合の川畑吉弘専務は「分業しているので、一つの工程が欠けるとつくれなくなる。一連の工程を学んで職人がいない工程を埋めてもらい、指導者になって次の世代につないでいってもらいたい」と期待する。工程を説明したり、実演したりした鹿児島地区本場大島紬伝統工芸士会の暁正文会長(77)は「大島紬は、時代時代に新しい技術が生まれて発展してきた。新しい発想で新風を吹き込んで欲しい」と話した。

 本場大島紬の後継者育成をめぐっては、県も数年前からインターンを実施していて、参加者の新規雇用につなげている。(中島健)