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【解説】鹿児島市のサッカースタジアム建設 テニス場に整備すれば与次郎周辺の渋滞に懸念も…駐車場はどうする?費用負担は?課題山積み
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【解説】鹿児島市のサッカースタジアム建設 テニス場に整備すれば与次郎周辺の渋滞に懸念も…駐車場はどうする?費用負担は?課題山積み

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新たなサッカースタジアムの整備へ、前進となるのでしょうか。
鹿児島市は県立鴨池テニス場をスタジアムの候補地として検討を進める方針を明らかにしました。

テニス場に整備した場合、これまで市が目指してきた「複合型」のスタジアムは断念することになります。

スタジアムの候補地となっているのは、鹿児島市与次郎のサンロイヤルホテルの跡地と県立鴨池テニス場です。

【鹿児島市観光交流局 児玉博史次長】
「県立鴨池庭球場敷地等を候補地として検討を進めることとし、鹿児島サンロイヤルホテル敷地等は検討対象から除外することとする」

市議会の委員会で24日、報告されたのは、長年、迷走が続く候補地選びの方向性について。
鹿児島市は県立鴨池テニス場を候補地として検討を進め、サンロイヤルホテルの跡地は検討対象から除外する方針を示しました。

その理由について、市はテニス場の方が費用面や時間軸でメリットがあると確認でき、関係団体などからおおむね了承を得られたためとしています。

市の調査では、テニス場に整備した場合、ホテル跡地よりも整備費が78億円抑えられ、供用を始められる時期も2年早いと見込んでいます。
いずれもテニス場の方が優位となっていますが、方針を転換せざるを得ないのが、スタジアムとは別に商業施設などを併設する「複合化」です。

市はこれまで「稼げる」スタジアムの整備を掲げ、多機能複合型のスタジアムを目指してきましたが、(市議会)注目された「複合化」については、テニス場では敷地の確保が難しく、整備費を減らす観点から検討を行わず、断念すると説明しました。

【市議会 産業観光企業委員会 池山美月 委員】
「検討は行わないと報告しているが、複合化については断念ということでよろしいでしょうか」

【鹿児島市観光交流局 平良和也 スタジアム担当課長】
「私どもとしては検討を行わないということで、委員が言っていることと同じ意味だと考えている」

一方、「多機能化」はピッチやスタンドなどスタジアムに標準装備されている施設を防災や地域交流の場などとして活用するもので、市は多機能化などで稼働率や収益性の向上を目指すとしています。

委員からは計画を進めるにあたり、市民の声を聞くべきではないかという意見もー。

【鹿児島市観光交流局 平良和也 スタジアム担当課長】
「今回は候補地を絞りたいという提案だが、今後、スタジアムの検討を具体的に進めていく段階ではきちんといろんな方法で市民の意見を拾い上げながら検討を進めていく必要がある」

市としては9月議会での議論を踏まえ、県に考えを伝えるとしていて、最終的には県と協議して候補地を選定する考えです。

スタジアムの候補地について、市の方針が示されましたが、テニス場に整備した場合の課題として、周辺の交通渋滞や川商ホールの駐車場への影響などが懸念されています。

テニス場は、向かいの文化公園への移設が想定されていますが、公園の面積だけでなく、川商ホールの駐車場の一部を使う必要があります。
そうすると駐車できる台数がおよそ60台分減るとされています。

巨額の事業にかかる費用を誰がどう負担するかも懸案です。
テニス場の移設費は28億円で、市は県との協議を求めていますが、一方の県は市に負担を求める考えを示しています。
費用負担をめぐっては、両者の認識に開きがあります。

市が県や民間を含めた「オール鹿児島」での負担が必要とする一方、県はあくまで県の財政負担を前提としたものではないと距離を置いています。

下鶴市長は、今回の候補地の選定について、「スタジアム整備に向けた大きな節目である」とコメントしていて、来月1日に開会する9月議会での論議も踏まえたうえで市の考えを県に伝えるとしています。

一方、塩田知事は、「鹿児島市の説明や県議会での議論を踏まえ今後の対応を検討してまいりたい」などとコメントしています。
税金を含めて巨額の費用を伴うスタジアムの整備。
これが前進となるのか、議論の行方が注目されます。