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ゆかりの牧師と交流 柏原に鹿児島から来丹 写真の塾生の名が判明/兵庫・丹波市
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ゆかりの牧師と交流 柏原に鹿児島から来丹 写真の塾生の名が判明/兵庫・丹波市

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 かつて兵庫県丹波市柏原町にあった柏原藩の藩校「崇廣館」を活用し、1922年(大正11)にアメリカ出身の宣教師、ジェシー・ブラックバーン・ソーントン(1875―1958)が同館内に設けたキリスト教会「日本自立聖書義塾」。この教会の伝道部長を務め、後に「イエス之御霊教会」を立ち上げた牧師、村井ジュン(1897―1970)が創始した加治木イエス之御霊教会(鹿児島県姶良市)で現在、牧師を務める上間信一さん(66)がこのほど来丹し、同館の復元を目指す有志団体「崇廣館を再建する会」(西垣伸彌会長)と交流した。上間さんの証言により、旧崇廣館の前で撮影された塾生たちの中に、村井が写っていることが分かった。

 村井は鹿児島県の旧加治木町の生まれ。上間さんによると、41年(昭和16)、カトリックにもプロテスタントにも属さない、日本から始まったキリスト教会「イエス之御霊教会」を立ち上げた。同義塾時代には丹波一円で伝道に励んだほか、ソーントンの通訳を務めた。また、妻のスワとの結婚の仲人はソーントンだったという。

 上間さんは各地で伝道しており、信者の一人、村田実智さん(54)=明石市=が3年ほど前、村井にゆかりがある柏原の地を訪れていた。今回、以前から来丹を願っていた上間さんと2人で訪れ、再建する会のメンバーと意見交換する機会を得た。

 上間さんは村井の足跡を伝えたり、同会メンバーと共に、かつて崇廣館が立っていた跡地など柏原のまちを散策したりし、村井が過ごした過去に思いをはせた。

 上間さんは「凛とした雰囲気があるまち。古い建物もあって、整然としている印象」と話し、「村井は20、30歳代でソーントンに出会い、感化された。ゆかりのまちに来られて郷愁を感じるとともに、柏原の有識者とつながれて良かった」と話した。

 西垣会長(80)は「崇廣館の前で撮影された写真に納まる塾生の名前は分かっていなかったので、新しい情報を得た。収穫は大きい」と喜んでいた。