クロウサギ交通事故防止キャンペーン 「ゆっくり運転を」 環境省・奄美署など 鹿児島県奄美市住用で
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環境省と奄美署は25日、鹿児島県奄美市名瀬の市役所住用支所前の国道で、2026年度アマミノクロウサギ交通事故防止キャンペーン(15日~11月15日)と秋の全国交通安全運動(21~30日)キャンペーンを合同で実施した。ドライバーなどに啓発パンフレットや反射材などの入ったチラシ100セットを配り、「人にも動物にもやさしい運転をお願いします」と呼び掛けた。アマミノクロウサギの交通事故は、活動が活発になる9月から12月に急増、全体の4割以上を占める。環境省は、毎年この時期に夜間の安全運転などを訴えるキャンペーンを行っており、この日は関係機関から約30人が参加した。
環境省によると、交通事故は年々増加傾向にあり、2021年83件(奄美大島65件、徳之島18件)だった件数は、25年189件(奄美大島160、徳之島29)と過去最多に。今年は8月末までに108件(104、4)=速報値=の事故が発生している。
奄美群島国立公園管理事務所の鈴木真理子希少種保護増殖等専門員(44)は「住用地区の国道・県道での事故が最も多い。また、昨年から根瀬部、朝戸、和瀬での発生が目立つようになった。生息密度が濃くなっていることによる」と分析。
そのうえで「抜本的な解決方法のない今は、一人一人がゆっくり走るしかない。(夜間の)ハイビーム運転、減速運転、かもしれない運転を心掛けてほしい」と呼び掛けた。
なお、徳之島地区で23年29件、24年42件、25年29件と推移していた事故件数が8月までに4件となっている。ミリ波レーダー式センサーという技術を用いた(速度超過を光で知らせる)システムを試験導入している成果と受け止める向きもあるが、環境省は現在「精査中」としている。