カゴミル 鹿児島の今のニュースを、まとめて。

← 一覧
月夜に地域住民と交流 子どもたちが「十五夜家回り」 奄美市名瀬
イベント 南海日日新聞 👁 1

月夜に地域住民と交流 子どもたちが「十五夜家回り」 奄美市名瀬

📰 全文
 旧暦8月15日の中秋の名月(25日)に合わせた地域行事「十五夜家(やぁ)回り」が26日、鹿児島県奄美市名瀬石橋町であった。児童生徒約50人がチヂン(太鼓)をたたきながら町内の家々を巡り、お菓子をもらうなどして地域住民との交流を楽しんだ。

 地域住民と子どもたちの交流の場をつくるために始まった取り組みで、今回で9回目。毎年、石橋中央自治会と同町子ども育成会が共催している。

 参加者は子どもと保護者ら約100人。午後6時ごろから3グループに分かれ、午後6時に交流拠点施設「新川ふれあい館」を出発。石橋町内の協力店舗や個人宅計11軒を巡ってお菓子や手作りの郷土菓子などをもらい、大きな声で「ありがっさまりょうた」とお礼を伝えた。

 有志5人で半日をかけて、団子やはったい粉餅など手作りのお菓子を大量に用意した重井英二さん(71)は「子どもの声は地域の活力そのもの。準備は大変だけど毎年やりがいを感じている。手作りのおいしさを味わってほしい」と目を細めていた。

 月夜に大勢で町内を練り歩く非日常体験に、児童の一人は「お祭りみたい。お菓子もおいしい」と笑顔。子ども3人を連れて参加した山田佐李果さん(39)は「子どもたちも楽しみにしていた。地域の温かさが感じられるありがたいイベント」と感謝を込めた。

 同育成会の前田昇吾会長(48)は「きょう巡る家は子ども110番の家も多い。子どもたちが不安を感じた時にすぐ駆け込めるよう慣れておく意味でも大切な機会」と安全面での意義も強調。町内会事務局の渡嘉敷誠さん(54)は「今では町内のほとんどの子どもが参加している主要なイベント。今後も地域の協力を得ながら継続したい」と笑顔を見せた。