【速報】水迫畜産に家宅捜索 畜産県・鹿児島で過去最大規模の牛肉不正表示、刑事事件へ 40人の捜査員が強制捜査、表示疑いで鹿児島県警
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水迫畜産(指宿市山川、水迫栄治社長)が牛肉商品の牛種などを不適正に表示していた問題で、鹿児島県警は26日、表示を偽って販売した疑いが強まったとして、食品表示法違反容疑で、同社の指宿、鹿児島2市の事務所に家宅捜索に入った。県内で過去最大規模の不適正表示問題は強制捜査に発展した。同日午前11時半ごろ、鹿児島市喜入瀬々串町の事務所には約40人の捜査員が事務所に入った。書類の精査や関係者への事情聴取をする。
同社は少なくとも2023年から約1年間、事実と異なる表示で販売したとして、農水省が今年3月に同法などに基づく是正指示・勧告を出していた。不適正表示があった商品の大半はふるさと納税の返礼品だった。
今月21日には同省と県の合同で立ち入り検査。同社はこれまで「法令順守の意識が希薄だった」などと説明していた。
農水省の調べでは、水迫畜産はステーキや切り落としなどの原料牛肉に肉専用種や交雑種、ホルスタイン種を使っていながら「黒毛和牛」と表示。沖縄県産や宮崎県産を含んだ商品も「鹿児島県産」として販売した。さらに、異なる個体識別番号の原料牛肉を複数使っているのに一つの識別番号のみを表示した。
水迫畜産は1972年7月設立。同畜産によると、25年3月期の売上高は57億7000万円。従業員は約60人。県内では指宿、南九州、姶良、鹿児島4市に牧場があり、鹿児島市に加工施設を持つ。