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“材料費5000円”温泉水で桜島噴火を予測?手作り実験器具で全国優勝した高校生【頑張る子ども】
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“材料費5000円”温泉水で桜島噴火を予測?手作り実験器具で全国優勝した高校生【頑張る子ども】

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頑張る子どもたちを紹介するシリーズ2回目は、2人の高校生です。「温泉の成分から、桜島の噴火を予測する」という研究で、全国コンテストでも優勝しました。研究の材料費は5000円です。

鹿児島市の池田高校3年の茶屋道玲さんと、2年の川路眞愛さん。理科室で2人が熱心に研究しているのが…

「これが3月の温泉水のデータ。この時の濃度も上がっている。4月も噴火がけっこう起きているから、整合性があるのでは」

『温泉の成分から、桜島の噴火を予測する』研究です。

茶屋道さんと川路さんは去年11月、水の研究をテーマにした全国コンテスト「日本ストックホルム青少年水大賞」で優勝しました。

(茶屋道玲さん)「(火山の)地下の動きも大事だと思い、マグマからどういう火山ガスが出て噴火につながることもおもしろいと思う」

(川路眞愛さん)「桜島が好きで、桜島のことを知ってほしいという思いを込めて発表した」

(樋之口仁教諭)「(2人)の研究に対する熱意が、今回の受賞につながったと思う」

活発な火山活動が続く桜島。1914年の大正噴火では、溶岩の流出で大隅半島と桜島が陸続きとなったほか、マグニチュード7.1の地震も発生し、58人が死亡しました。

この112年の間で、この時に匹敵する量のマグマが再び蓄積されているとされています。

茶屋道さんは2年前、火山や水環境の授業をきっかけに、身近な桜島の研究に興味を持ちました。後輩の川路さんは、茶屋道さんが楽しそうに実験をする姿に惹かれたといいます。

Qどんな先輩?
(川路眞愛さん)「偉大。先輩がいないと、ここまで来られなかった。常々すごいなと思いながら尊敬」

2人の研究は、桜島の温泉水の採取から始まります。

温泉は、地中にしみ込んだ雨水がマグマの熱や地熱で温められ、地上に湧き出したものです。温泉の水には、マグマや火山ガス由来の二酸化炭素、塩素、フッ素が溶け込んでいます。

2人は、その濃度が噴火の前後で変化することに着目。濃度の変化を把握できれば、「噴火の前触れを捉えられるのでは」と考えました。

頑張る子どもたちを紹介するシリーズ2回目は、2人の高校生です。「温泉の成分から、桜島の噴火を予測する」という研究で、全国コンテストでも優勝しました。研究の材料費は5000円です。

鹿児島市の池田高校3年の茶屋道玲さんと、2年の川路眞愛さん。理科室で2人が熱心に研究しているのが…

「これが3月の温泉水のデータ。この時の濃度も上がっている。4月も噴火がけっこう起きているから、整合性があるのでは」

『温泉の成分から、桜島の噴火を予測する』研究です。

茶屋道さんと川路さんは去年11月、水の研究をテーマにした全国コンテスト「日本ストックホルム青少年水大賞」で優勝しました。

(茶屋道玲さん)「(火山の)地下の動きも大事だと思い、マグマからどういう火山ガスが出て噴火につながることもおもしろいと思う」

(川路眞愛さん)「桜島が好きで、桜島のことを知ってほしいという思いを込めて発表した」

(樋之口仁教諭)「(2人)の研究に対する熱意が、今回の受賞につながったと思う」

活発な火山活動が続く桜島。1914年の大正噴火では、溶岩の流出で大隅半島と桜島が陸続きとなったほか、マグニチュード7.1の地震も発生し、58人が死亡しました。

この112年の間で、この時に匹敵する量のマグマが再び蓄積されているとされています。

茶屋道さんは2年前、火山や水環境の授業をきっかけに、身近な桜島の研究に興味を持ちました。後輩の川路さんは、茶屋道さんが楽しそうに実験をする姿に惹かれたといいます。

Qどんな先輩?
(川路眞愛さん)「偉大。先輩がいないと、ここまで来られなかった。常々すごいなと思いながら尊敬」

2人の研究は、桜島の温泉水の採取から始まります。

温泉は、地中にしみ込んだ雨水がマグマの熱や地熱で温められ、地上に湧き出したものです。温泉の水には、マグマや火山ガス由来の二酸化炭素、塩素、フッ素が溶け込んでいます。

2人は、その濃度が噴火の前後で変化することに着目。濃度の変化を把握できれば、「噴火の前触れを捉えられるのでは」と考えました。

学校の実験用具を使えば、塩素やフッ素の濃度は簡単に調べられます。しかし、二酸化炭素を抽出して分析する機器は10万円を超え、学校にはありませんでした。

そこで…

(記者)「コンテストで活躍したのが、こちら。温泉水から二酸化炭素を自動で抽出できる装置で、ふたりが理科室にあるもので手作りしました」

その名も「シャッフル君」。ペットボトルに入れた温泉水を1秒に4回の速さで素早く振ることで、二酸化炭素を分離することができます。取り出した二酸化炭素はビニール袋に移し、測定器で濃度をはかります。

「化学」の授業で学んだ知識がヒントになりました。

(茶屋道玲さん)「(ペットボトルを)回転させる案も途中まであったが、ムラができてしまう。縦に振ると全体に行き渡るから、この形になった」

シャッフル君の動力は工作で使うドリルなどを活用し、教室の机を組み合わせて作りました。材料費5000円ほどです。

(茶屋道玲さん)「(実験は)いかに安く簡単にするかが大事だと思う。最終的にこの方法にたどり着いた」

この「シャッフル君」も使い、研究を始めて2年。二酸化炭素はマグマが上昇するときに濃度が上がることや、塩素やフッ素の濃度は噴火の1か月前ごろから上がることが分かりました。

この日は、池田中学校で保護者を前に研究成果を披露しました。

(発表の様子)「温泉水の定期観測が、マグマの脱ガスや短期的な噴火予測に対して、実用的なセンサーとして機能することが分かった。将来の噴火予測につなげていきたい」

(中学生の保護者)「高校生がここまで自分たちで研究できることにびっくり、感動した」

2人は8月にスウェーデンで開催される世界大会に出場します。

(川路眞愛さん)「子どもの時は桜島が噴火していて、それをきれいだと思って見ていたが、今では、噴火したから濃度が高くなっていたのではないかと、そういうことを考えて毎回見ている。(英語の発表が)とても不安、英語は得意じゃない。(今)科学の専門用語を覚えている」

(茶屋道玲さん)「いろんな人に火山防災や桜島と共生することの大切さを知ってほしい」

2人の活躍の舞台は、世界に広がります。