奄看存続支援で協力を 官民のアイデア出し合う 奄美市医療懇話会
📰 全文
地域の医療体制について行政と医療関係者が話し合う鹿児島県奄美市の医療懇話会(座長・安田壮平市長、委員11人)の第4回会合が24日夜、同市役所であった。市内3地区の医療関係者と市職員らが出席。定員割れが続く奄美看護福祉専門学校(向井奉文校長)=同市名瀬小湊=の存続に向け、官民でできる支援や学生確保に向けたアイデアを出し合った。奄美看護福祉専門学校は若い人材の定着や医療従事者確保などを目的に、奄美群島初の高等教育機関として1995年に設立。ピーク時は4学科に約300人が在籍していた。少子化による志願者数減などで2025年度から看護学科(定員40人)のみの募集となり、同学科でも定員割れが続くなど厳しい運営状況が続いている。
市側は同校の歴史と市の支援策を説明した上で、奄美群島の医療・福祉人材を多く輩出している同校の重要性を強調。出席した委員からも、講師や実習指導など医療機関側の協力状況が報告された。
今後の学生確保に向け、委員らは▽社会人の学び直しやスキルアップの場としての発信強化▽医療機関からの推薦枠の創設▽地元での就労支援が必要-などのアイデアを共有。出席した医師からは「学校側が何にどう困っているのか分からず、こちらもどう支援したらいいのか分からない」との指摘もあった。