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鹿児島県 休日の部活、市町村が地域ク認定へ 文科省がガイドライン示す 新たな制度「一体化の道しるべ」期待
スポーツ 奄美新聞 👁 1

鹿児島県 休日の部活、市町村が地域ク認定へ 文科省がガイドライン示す 新たな制度「一体化の道しるべ」期待

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 学校部活動の地域展開で文部科学省は昨年12月、「部活動改革及び地域クラブ活動の推進等に関する総合的なガイドライン」を公表した。この中では2026年度から改革実行期間が始まるとし、休日については「実行期間内に原則全ての学校で、地域展開を目指すこと、国が示した要件等に基づき、市町村が地域クラブを認定する仕組みを構築すること」と記載している。NPO法人ASA(奄美スポーツアカデミー)理事長で奄美市中学校部活動地域展開コーディネーターの園田明さん(59)は「認証制度が学校、地域、家庭が一緒になって地域展開を実現する道しるべになる」と期待する。

 26年度第1回県学校部活動地域連携等推進協議会が5月に開かれている。報告概要や協議事項は県教育委員会保健体育課がホームページで公表しており、今後の方向性で国のガイドライン内容を紹介。認証についての協議では、▽活動時間など、ガイドラインに則って取り組んでいるクラブを地域クラブに認定していくことを確認する必要がある▽指導者の質の確保のために、市町村における認定制度に加え、相談窓口の設置や活動の訪問などを通して市町村が指導助言を続けていく必要がある――といった意見を掲載している。

 認定を目指した取り組み事例として園田さんは、奄美市名瀬の小宿中バスケットボール部の活動を挙げる。今年度4月から休日(土日のいずれか一日3時間)の部活動は地域展開で進めており、運営団体はASA、実際の活動を担う実施主体は小宿ミニバスケットボール少年団。学校と連携しての活動で、生徒の指導は外部指導者が行っている。部活顧問の教諭が携わるのは平日のみと負担軽減が図られている。

 園田さんは「認定地域クラブ活動が制度として始動することを多くの皆さんが理解してほしい」とした上で、「この認定制度は、単なる組織の移行ではない。学校と地域が手を取り合って子どもたちの未来を支える仕組み。自治体が安全性や適切な活動時間、負担の少ない参加費などの基準を満たしたクラブを公的に『認定』することで、保護者や子どもたちが安心して活動を選べる環境が担保される。さらに、公的支援の後押しを受けることで、経済的な理由に関わらず、誰もが多様なスポーツや文化芸術に親しめるフェアな機会が保障される」と説明する。

 土日になると毎週のように大会が開催されるなど児童生徒だけでなく社会人を含めて奄美はスポーツが盛ん。競技を楽しむ環境や優秀な人材、さらにこうした活動を熱心に応援する地域の人々が存在する。園田さんは「古くから根付いてきた豊かな土壌であり、それを生かし、スポーツに限らず文化活動も含め、地域全体で子どもたちを包み込むような環境を目指すことが、これからの奄美における地域展開の理想像ではないか。『誰一人取り残さないインクルーシブな社会』実現へ奄美一丸となった取り組みが希望の光となる」と指摘している。