鹿児島県喜界島 サバニで島1周 10チームが大海原をリレー 先人の思いと伝統つなぐ
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先人から受け継いだ木造舟「サバニ」で島を1周するイベントが18・19日の2日間、喜界島であった。昨年20年ぶりに復活したイベントで、今年で2回目。10チーム約80人が交代で外洋へこぎ出し、先人の思いと島の伝統文化を櫂(かい)でつないだ。若手でつくる喜界町青年連絡協議会(田邉大智会長、会員6人)が主催した。2005年に前協議会が行ったプロジェクトを「新たな島おこしに」と復活し、25年に第1回目を開催。サバニは、放置されていた当時の舟を改修し使用した。
今年は、8月22日に開催の喜界島最大の音楽フェス「サマーフェスタINスギラ・30周年」にもつなげようと実施。マリンレジャーや自衛隊、医療関係者のほか、フリーや島外客を含めて10チームが出場し、11の漁港やビーチを交代でリレーし完走を目指した。
初日は、島を代表する観光スポット・スギラビーチをスタートし、黒潮や琉球海流に近接する大海原へとこぎ出した。30度を超える真夏日の下、息の合った櫂さばきでメンバーらは〝喜界ブルー〟の海を疾走。最後はフェスに出場する喜界島うるまエイサーのメンバーが湾港でタスキを受け、約50㌔のコースを無事ゴールした。
同会の土岐和貴事務局長は「たくさんの力が一つになってのゴール。一人一人の思いがサバニを前へ進めた」と感謝。2日間の競技を終え「生まれた笑顔や絆、島を思う気持ちはこれからもつながるはずだ」と話した。